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both と either の否定文は、学校で「部分否定」「全部否定」のように習ったかと思います。その説明で、戸惑ったりしませんでしたか?
私は色々こねくり回して納得しようとしたけれど、どうしても「?」でした。
この記事では、both と either、そして neither について、「部分否定」「全部否定」とは少し違うアプローチで整理していきます。
「否定文がよく分からなかった」という方は、読んでみてください。both と either の考え方がストンと腑に落ちますよ。
- both と either の基本
- both の肯定文の用法
- either の肯定文の用法
- 否定文の both と either の意味
- 否定文の使い分け比較
- ビジネス・日常の使用例
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
both と either の基本
まず初めに、both と either の辞書的な定義を見てみましょう。両方とも「2つ」というのが共通です。
- both: 複数扱い
- 「2つとも、どちらも」
the two; not only one
- 「2つとも、どちらも」
- either: 原則単数扱い
- 「2つのうち、(どちらでもいいので)どちらか片方」
one or the other of two - 「2つのうち、どちらもそれぞれ」
each of two
- 「2つのうち、(どちらでもいいので)どちらか片方」
both は 「both A and B」(AとBのどちらも)、either は 「either A or B」(AかBのどちらか)の形でよく使われます。


both の肯定文の用法
both は「両方とも」です。常に「2つセット」で、片方だけでは成り立たないのが both。
「both+複数名詞」も「both of+複数名詞(または代名詞)」も、どちらでも使えます。名詞に the, these、または所有格(my, your)などが付いても構いません。
both + 名詞
- 複数名詞が続く
both of + 名詞
- 複数名詞、または代名詞が続く
- Both women were French.
(どちらの女性もフランス人だった) - Both the women were French.
(どちらの女性もフランス人だった) - Both of the women were French.
(どちらの女性もフランス人だった) - Both of us were tired.
(2人とも疲れていた) - Both my sisters live in London.
(私の姉妹は2人ともロンドンに住んでいる)
both の位置
both は単独で文末に来たり、文中に来ることもあります。
| both の品詞 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 文末に来る | 代名詞 | 「どちらも」と簡単に言う時など |
| 文中に来る | 副詞 | 主語を修飾する場合、助動詞の後・一般動詞の前 |
| 文末 or 文末に来る | 副詞 | 代名詞を修飾する場合、代名詞の後ろ |
文末に来る場合
both が代名詞で、質問に対する短い答えなどの場合です。
- "Do you prefer coffee or tea?" "I like both."
(「コーヒーと紅茶、どちらが好き?」「どっちも好き」) - There were two books on the table, and I read both.
(テーブルの上には本が2冊あり、その両方を読んだ)
文中に来る場合
both が文中に置かれる場合は、次の3パターンです。
.be動詞の後、または最初の助動詞の後
- We were both tired.
(2人とも疲れていた) - They are both very nice.
(彼らは2人ともとても親切だ) - They have both gone to the beach.
(彼らは2人ともビーチに行った) - They had both been refused entry.
(彼らは2人とも入場を拒否されていた)
.一般動詞の前
- They both wanted to sell the house.
(彼らは2人ともその家を売りたがっていた) - The two scientists both made the same discovery independently.
(2人の科学者はそれぞれ独立して同じ発見をした)
.代名詞の後
both が代名詞を修飾する時は、代名詞の後に置かれたりします。
- I liked them both.
(どちらも好きだ) - We both prefer classical music.
(2人ともクラシック音楽を好む) - Rishi is coming to see us both next week.
(来週リシが私たち2人に会いに来る)
both~and… の用法
both は、名詞の前に来る他に、形容詞や動詞の前に来てもOKです。both~and… は「~と…の両方とも」。
- both~and…:
- 「~と…のどちらも」
- She can both speak and write Japanese.
(彼女は日本語を話すことも書くこともできる) - Both he and his wife enjoy tennis.
(彼と彼の妻はどちらもテニスを楽しむ) - Both his mother and his father will be there.
(彼の両親も同席する予定だ) - For this job you will need a good knowledge of both Italian and Spanish.
(この仕事にはイタリア語とスペイン語の両方の十分な知識が必要だ) - She felt both nervous and excited about the performance.
(彼女はその公演に緊張と興奮の両方を感じていた)
either の肯定文の用法
either は名詞に続く時、「either+単数の可算名詞」が原則です。また、よく of を付けて「either of+ 複数名詞(または代名詞)」の形になったりもします。
こちらも、名詞に the、these、those、または所有格(my、your など)が付いてもOK。
either + 名詞
- 単数名詞が続く
either of + 名詞
- 複数名詞、または代名詞が続く
either と either of はだいたい同じ意味で使われますが、後ろに続くのが「単数名詞」か「複数名詞」かで異なります。

「どちらか片方」の意味
「どちらか片方」は「どちらでもいいが、片方」を前提としています。
「どちらもそれぞれ」は実質 both 「両方」ではあるものの、片方ずつに焦点を当てているので、単数扱いです。each(それぞれの)と同じ。
- You can park on either side of the street.
(道のどちらの側にも車を停められる) - There’s tea or coffee ― you can have either.
(紅茶かコーヒーがあります。どちらでもお飲みいただけます) - Could either of you lend me five pounds?
(どちらか5ポンド貸してくれない?) - Do you have insurance on either one of these cars?
(これらの車のどちらかで保険は入ってる?) - Which movie do you want to see? Either will be fine.
(どちらの映画を観たい? どちらでもいいよ)
「どちらもそれぞれ」の意味
- The offices on either side were empty.
(両側のオフィスは空っぽだった) - There's a door at either end of the corridor.
(廊下の両端にドアがある) - We can offer a comfortable home to a young person of either sex.
(男女どちらも若者に快適な住まいを提供できる) - Either of these approaches will help you reduce costs.
(どちらのアプローチもコストの削減に役立つ) - Either explanation is possible.
(どちらの説明も可能だ)



片方か両方か
either side は、通常「どちらの側にも」 「両方の側に」。たとえば、「一方の側のみ」と強調したければ、one side(片側)とします。
- You can park on either side of the street.
(道のどちら側に車を停めてもよい) - You can park on one side of the street.
(道の片側に車を停めてもよい)
反対に、「両方」を強調したければ、either より both のほうが適切です。
- There are trees on either side of the road.
(道のどちら側にも木がある) - There are trees on both sides of the road.
(道の両側に木がある)
複数か単数か
either は、原則として単数扱いです。ただし、カジュアルな日常表現では「either of+複数名詞」はしばしば複数扱いされます。
正しい言い方
- Has either of them called yet?
(どちらかもう電話した?) - I'm surprised either of you is here.
(あなた方のどちらもここにいることに驚いた)
カジュアルな言い方
- Have either of them called yet?
(どちらかもう電話してきた?) - I'm surprised either of you are here.
(あなた方のどちらもここにいることに驚いた)

either~or… の用法
either を or と一緒に使うこともよくありますね。
- either~or…:
- 「~か…のどちらか」
- I'm going to buy either the blue one or the red one ― I can't decide.
(青いのと赤いの、どちらかを買うつもりだが、決められない) - We can either eat now or after the show ― it's up to you.
(今食べるかショーの後に食べるかはあなた次第だ) - Either you leave now or I call the police!
(今すぐ出て行くか、私が警察を呼ぶかだ!) - She either loves you or hates you ― it's all or nothing with her.
(彼女はあなたを愛するか、憎むかのどちらかだ。彼女にとっては全か無かだ) - He's either a hero or a villain, depending on your point of view.
(視点によって彼は英雄か悪役のどちらかになる)
either と any の違い
either は「2つのうちのどちらか」、any は「不特定多数のうちのどれか」です。
| 基本の意味 | 品詞 | |
|---|---|---|
| either | 2つのうちの「どちらか一方/どちらもそれぞれ」 | 形容詞・代名詞・副詞・接続詞 |
| any | 3つ以上のうちの「どれでもそれぞれ」 | 形容詞・代名詞・副詞 |
any の例文
- You can choose any of the books on the list.
(リストにある本はどれでも選べる) - Any of you should be able to answer this question.
(あなた方の誰でもこの質問に答えられるはずだ)
any については、以下で詳しく取り上げています。
否定文の both と either の意味
では、否定文を見てみましょう。
大前提として、either は「どちらか片方それぞれ」で、both は「どちらも両方とも」です。なので、either に not が付くと、「『片方それぞれが』~ではない」。
「どちらか片方が "それぞれ A ではない"」 「どちらも A でない」。
すなわち、not either 「どちらも~ない」です。
both の否定文?
対して、both に not が付くと、「『どちらも両方とも』~ではない」。これだと、以下の両方の意味に取れてしまいます。
- 「どちらか片方なら A」
- 「どちらも両方とも A ではない」

曖昧になるので、both は全面否定の文では使いません。
「どちらか片方」 の意味
そんなわけで、both の否定文は、「どちらも両方とも "は" A ではない」 「どちらか片方なら A」になります。
- We can’t both be leaders in the same project.
(同じプロジェクトで2人ともがリーダーになることはできない) - Not both of the twins enjoy playing the piano.
(双子の2人がどちらもピアノを楽しむわけではない) - You shouldn’t call both answers correct; not both are valid.
(両方の答えを正しいとすべきではない。両方が正しいわけではない) - Not both of us can attend the meeting tomorrow.
(私たち2人ともが明日の会議に出席できるわけではない) - Not both of the proposals were accepted by the committee.
(2つの提案が両方とも採用されたわけではない)
either の否定文の用例
either に否定語が付くと、「どちらも~でない」。副詞の場合は、文末にも置かれます。
- not either:
- 「どちらも~でない」
- Personally, I don’t like either jacket.
(個人的にはどちらのジャケットも好きではない) - I don’t want either of my parents to know I’ve lost my job.
(仕事を失ったことを両親に知られたくない) - There were two witnesses but I wouldn’t trust either of them.
(目撃者は二人いたが、どちらも信用できない) - Pete can't go and I can't either.
(ピートは行けないし、私も行けない) - It was a really nice hotel, and it wasn’t very expensive either.
(本当に素敵なホテルで、料金もそれほど高くなかった)
neither の意味と使い方
either は、否定文では主語にできません。主語にして「どちらも~でない」と言いたい時は、代わりに neither を用います。
- neither:
- 「どちらも~でない」
- Neither candidate was selected for the job.
(どちらの候補者もその仕事に選ばれなかった) - Either candidate wasn't selected for the job.
- Neither of my parents speaks a foreign language.
(両親はどちらも外国語を話さない) - Either of my parents doesn't speak a foreign language.
not either (of) A は、主語にできない。代わりに、neither (of) A を使う
neither の例文
neither も、基本は単数扱い。ただ、カジュアルな場面では複数扱いもあります。
- neither~nor…:
- 「~と…のどちらもない」
- I neither praise nor criticize him.
(彼を賞賛も批判もしない) - They produced two reports, neither of which contained any useful suggestions.
(彼らはレポートを2つ作成したが、どちらにも役立つ提案は含まれていなかった) - "Which do you like?" "Neither. I think they're both ugly"
(「「どちらが好き?」「どちらも好きではない。どちらも醜いと思う」) - Neither Brian nor his wife mentioned anything about moving house.
(ブライアンも彼の妻も引っ越しについて何も言及しなかった) - We have neither the time nor the resources to address the problem.
(問題に対処するための時間も資金もない)
not either と neither の違い




not either も neither も、意味としては「どちらも~ない」。ただ、いくつかの点で使い方が異なります。
概して、neither は not either より標準的・フォーマルで、より多く使われます。
not either~or… はOK?
neither A nor B も not either A or B も同じことを示します。not either A or B は誤りではないけれど、neither~nor… のほうが一般的で自然。
- Neither red nor blue jackets appeal to me.
(赤いジャケットも青いジャケットも好きではない) - I don’t like either red or blue jackets.
(赤いジャケットも青いジャケットも好きではない)
- Neither Paris nor London was on my travel list last year.
(去年パリもロンドンも旅行先の候補に入っていなかった) - I didn’t visit either Paris or London last year.
(去年パリにもロンドンにも行かなかった)

注意点:以下のような場合、not は either の否定ではありません。either は文頭にあるものの、主語ではなく文全体にかかっています。
よって、either~or… は「~か…のどちらか」の意味でOKです。
- Either he could not come or he did not want to.
(彼は来られなかったか、来たくなかったかのどちらかだ)
「~もまた…ない」の場合
not either は「~もまた…ない」( also not)の使い方があります。この場合、特に語順は変わりません。
- A:"I haven’t ever tasted caviar." B:"I haven’t either."
(A「キャビアを食べたことがないんだ」 B「私もないよ」) - A:"I didn’t see Lesley at the concert." B:"I didn’t either."
(A「コンサートでレスリーを見なかった」 B「私も見なかったよ」) - A:"I can’t smell anything." B:"I can’t either."
(A「何も匂いがしない」 B「私もだよ)
一方、neither を使うと、主語・動詞の位置がガラッと変わります。また、くだけた口語では、"Me neither." という言い方も普通。
- A:"I haven’t ever tasted caviar." B:"Neither have I. / Nor have I."
(A「キャビアを食べたことがないんだ」 B「私もないよ」) - A:"I didn’t see Lesley at the concert." B:"Neither did I. / Nor did I."
(A「コンサートでレスリーを見なかった」 B「私も見なかったよ」) - A:"I can’t smell anything." B:"Me neither."
(A「何も匂いがしない」 B「私もだよ」)
否定文の使い分け比較
not all と none も加えて比較してみました。both、either、neither は「2つのもの」を指し、all や none は「3つ以上あるもの」です。
| 意味 | ニュアンス | |
|---|---|---|
| not both | 「どちらも〜なわけではない」 | 両方同時には成立しないが、片方は成立 |
| not either | 「どちらも〜ない」 | 両方とも成立しない。やや回りくどい響き |
| neither | 「どちらも〜ない」 | 両方とも成立しない。最も自然で簡潔な表現 |
| not all | 「すべてが〜なわけではない」 | 全部は成立しないが、一部は成立 |
| none | 「どれも〜ない」 | 全部が全部成立しない。すべてが not |
not all の例文
- Not all of them were invited.
(全員が招待されたわけではない) - We weren’t all happy with the result.
(私たち全員がその結果に満足したわけではない) - Not all the buses go to the main bus station.
(すべてのバスがメインのバスターミナルに行くわけではない)
none の例文
none of は、単数形と複数形のどちらの動詞も使えます。イギリス英語では、単数形がフォーマルな表現。
- None of these pens works / work.
(これらのペンはどれも機能しない) - None of the trains is / are going to London.
(どの列車もロンドン行きではない) - None of her family has / have been to college.
(彼女の家族に大学に行った人はいない)
ビジネス・日常の使用例
ビジネスシーンの例文
- Both reports need to be submitted by Friday.
(両方の報告書を金曜までに提出する必要がある) - You can either join the workshop in person or attend online.
(ワークショップには対面かオンラインのどちらかで参加できる) - Neither proposal was approved by the board.
(どちらの提案も取締役会には承認されなかった)
間違いやすい例
- I don’t like both options.
- I don’t like either option.
(どちらの選択肢も好きではない)
- both を使うと、「どちらか片方」と誤解を招く。「両方とも好きではない」という意味にしたいなら、not either を使う
- Either managers agreed.
- Both managers agreed.
(どちらの選択肢も好きではない)
- either だと「どちらかのマネージャー」になり、その場合 managers と複数形にするのは誤り
日常会話の例文
汎用性がある表現なので、このまま覚えて使えます。
「どちらでもいい」 の表現
- Either is fine.
(どっちでもいいよ) - I don’t mind either way.
(どっちでも構わない) - You can choose; I’m okay with both.
(あなたが選んでいいよ、両方とも大丈夫)
「どちらもいらない」 の表現
- I don’t want either.
(どっちもいらない) - Neither works for me.
(どちらも私には合わない) - I’ll pass on both.
(両方とも遠慮しておくよ)
よくある質問(FAQ)
「both」の否定文はなぜ「部分否定」になる?

both は「2つとも」という全体を指します。これを否定すると、「2つともではない」となり、結果として「片方はそうである」という部分的な肯定が残るためです。
たとえば、「両方好きではない」と言った場合、「片方だけは好き」という可能性が残ります
「どちらも〜ない」と言いたい場合、「not either」と「neither」のどちらを使うべき?

両方とも「どちらも〜ない」という全体否定の意味になりますが、neither を使う方がより自然で簡潔な表現です。
not either は、either を否定文の中で使うことで結果的に全体否定になるという構造です。日常会話では neither が好まれます
「either A or B」を否定文にするとどうなる?

either A or B(AかBのどちらか)を否定文にする場合、neither A nor B(AでもBでもない)に置き換えるのが最も一般的で自然です。たとえば、Either he or I am wrong. の否定は Neither he nor I am wrong. となります
「both, either, neither」は3つ以上の選択肢に対して使える?

原則として、both, either, neither は「2つ」の選択肢に対してのみ使用します。
3つ以上の選択肢に対して「全て」を言いたい場合は all、「どれか一つ」を言いたい場合は any、「全て〜ない」を言いたい場合は none を使います
ビジネスシーンで「どちらでも構いません」と丁寧に伝えたい場合は?

Either is fine.(どちらでも結構です)が最もシンプルで一般的です。
より丁寧にする場合は、Either option would be acceptable.(どちらの選択肢も受け入れ可能です)や、I'm comfortable with either choice.(どちらの選択肢でも問題ありません)といった表現が適切です
まとめ
either と both の否定文は、「全部否定」「部分否定」という言葉にとらわれず、「both は全面的な否定では使わない」くらいに覚えておけばスッキリします。
英語の細かいニュアンスは、実際に使って覚えていきましょう。
AIと英語チャット
【gymglish】
は風変わりなAIとの英語レッスンです。個性的なキャラが、聞き取れない時でも繰り返してくれたり、別の言葉に言い換えたりしてくれたり。
マンガを読むような感覚で進めていくのですが、いかにも海外マンガという感じのキャラが本当に面白い。自由会話OKなのも魅力。AIとの英語チャットですね。
入門レベルの方から上級者の方まで、もれなく楽しめます。
【gymglish】 ![]()
開発元:Aimigo
Apple 評価: 4.5
Google 評価: 4.6
少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE)