当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

英語の映画やドラマを見ていると、“I’m busting my ass for this project!” なんて台詞が飛び出したりします。
bust は「打ち壊す」。ass は「お尻」の卑俗語で、bust my ass はそのまま訳すと「私のお尻を打ち壊す」というとんでもない意味。
でも、実際は「必死に頑張る」「懸命に働く」というポジティブなニュアンスで使われます。日本語でも「頑張らせる」の意味で「尻を叩く」と言ったりしますね。
この記事では、bust one's ass の正しい意味と使い方、似た表現との違い、気を付けたいポイントを、分かりやすく解説します。
英語初心者の方でも、しっかり理解できる形で進めていくので、5分ほどお付き合いください。
- bust one's ass の基本の意味
- bust one's ass の使い方
- bust one's ass の文法と使い方
- 類似表現との比較
- フォーマルな言い換え
- bust my ass / kick ass の違い
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
bust one's ass の基本の意味
bust one's ass は、直訳では「お尻を壊す」 というナゾの表現だけれど、スラングの意味としてはシンプルです。ただし、2パターンあり。
- bust one's ass: 自分自身の ass
- 「必死に頑張る」「懸命に働く」
- bust one's ass: 他の人の ass
- 「打ち負かす」
- 「小言を言ったり叱責する」


卑俗語のスラングは避けるべき、と言われます。実際その通り。ass [ǽs] はアメリカ英語で、イギリス英語では arse [ɑ́ːs]。
どちらも、そもそもが軽蔑的で失礼な単語なので、あまり使用は推奨されません。強めで荒っぽい印象を与えるため、使う場面は選びましょう。
ネイティブでも職場で使うかどうかは、人や状況次第。基本的に、仲間内に限ったカジュアルな表現です。
bust one's ass の使い方
上で挙げたように、bust one's ass には2つの使い方があります。簡単に言えば、「主語」 one's の場合と、「主語」 one's の場合です。
まずは、前者から。この bust one's ass は、仕事・勉強・家事・スポーツなど、「必死にがんばっている場面」では何でも使えます。
日本語では「身を粉にして働く」「粉骨砕身」などと言います。「骨を粉にして身を砕く」なので、「打ち壊す」に近いイメージかもしれません。
ポジティブな意味: 「必死に頑張る」
bust one's butt、bust one's hump、bust one's tail など、バリエーションが豊富。意味は同じでも、カジュアル度・卑俗度に差があります。
| カジュアル度 | 卑俗度 | 使用場面 | |
|---|---|---|---|
| bust one’s ass | 高 | 友人同士・くだけた場面のみ | |
| bust one’s butt | 中 | 職場・学校でも許容されやすい | |
| bust one’s hump | 低 | hump は「背のこぶ」、肉体労働的、やや古風 | |
| bust one’s tail | ほぼなし | tail は「尻尾」、卑俗さがほぼない、家庭的 |
以下、bust one's ass の例文を挙げてみます。
- You're going to have to bust your ass if you want a place on the varsity team.
(代表チームに入りたければ、必死で頑張らないといけない) - I've been busting my ass all night long to get this presentation ready for tomorrow's meeting.
(明日のミーティングのために、徹夜でこのプレゼンの準備をした) - I really busted my ass to get that report finished on time.
(そのレポートを期限までに仕上げるために、本当に一生懸命努力した) - We busted our asses cleaning the house before Mom got here.
(母が来る前に一生懸命家を掃除した) - I busted my ass to get into law school.
(法科大学院に入るために、一生懸命勉強した)
仕事の例文
- I busted my ass for 72 hours straight to finalize the quarterly report.
(四半期報告書を仕上げるために、72時間ぶっ続けで働いた) - We busted our asses to ship 1,200 units before the deadline.
(締め切り前に1,200台を出荷するために必死でがんばった) - He busted his ass to debug 500 lines of code in the new AI module.
(彼は新しいAIモジュールの500行のコードをデバッグするために必死でがんばった)
学習の例文
- I busted my ass for three months to memorize 2,000 kanji.
(2000字の漢字を暗記するために3ヶ月間必死に勉強した) - She busted her ass every night until 2 a.m. to finish the 600-page “War and Peace.”
(彼女は600ページの『戦争と平和』を読み終えるために、毎晩午前2時まで一生懸命に読んだ) - I busted my ass to learn 500 new English idioms.
(500個の新しい英語の慣用句を覚えるために一生懸命がんばった)
目標達成の例文
- She busted her ass to save ¥1,000,000 in six months for her trip to Paris.
(彼女はパリ旅行のために半年で100万円を貯めようと必死にがんばった) - He busted his ass to lose 12 kilograms before his wedding in July.
(彼は7月の結婚式までに12キロの減量に励んだ) - We busted our asses to raise $50,000 for the charity concert.
(チャリティーコンサートのために5万ドル集めるのに必死だった)
上記の例では、主語 と one's が同じ人物なので「自分で自分の尻を叩く」。すなわち「必死に頑張る」です。

洋画の台詞
I paid my dues. I had to bust my ass to get my transfer.
「俺は苦労して経験を積んだ。異動するために、がむしゃらに頑張らなきゃならなかった」Predator 2(1990)
pay one's dues はスラングで、「一生懸命頑張って経験を積む(そして成功する)」。
上記は『プレデター2』より。動画はなかなかエグいため、閲覧はご注意ください。
【Amazon Prime Video】
で 『プレデター2』(字幕版)を見る
ネガティブな意味: 「打ち負かす」
さて、では ass が自分自身の ass でない場合はどうでしょう?
こうなると、あまりいい意味ではなくなります。「自分ではない他の人」の ass を「打ち壊す」ので、攻撃的な含みを持ちます。
他の人を身体的・比ゆ的に「打ち負かす」、あるいは「小言を言ったり叱責したりする」という、ネガティブな意味。
- The boss is busting everyone's ass to get the project ready by next week.
(上司は来週までにプロジェクトを準備するよう、皆に厳しく言っている) - I wouldn't have to bust your ass if you would just do your chores like you're supposed to!
(あなたがやるべき家事をきちんとやっていれば叱る必要はないだろう!) - We weren't prepared for the game, and the other team busted our asses.
(試合の準備ができていなくて相手チームに打ちのめされた) - The manager busted his ass after he missed the deadline for the third time in November.
(マネージャーは彼が11月に3回目の締め切りを逃したことで厳しく叱責した) - The Dragons busted the Tigers’ asses 98–72 in last night’s basketball game.
(昨夜のバスケットボールの試合でドラゴンズがタイガースを98対72で打ち負かした)
bust one's ass の文法と使い方
肯定文での使い方
bust my ass は、自分の努力が報われないことに対する不満や愚痴としても、とてもよく使われます。
進行形・未来形で使うことも可。スラングでも、文法は普通です。
- I’m busting my ass, but nobody appreciates it.
(こんなに頑張ってるのに、誰も評価してくれない) - I’m busting my ass to finish this report.
(このレポートを仕上げるために全力を尽くしている) - I’ve been busting my ass to hit the deadline.
(締切に間に合わせるために、めちゃくちゃ頑張ってきた) - We’re busting our asses to get ready for the party.
(パーティー準備のために全力で動いている) - I’ll bust my ass tomorrow if I have to.
(必要なら、明日は死ぬ気でやる)
否定文・命令文での使い方
否定文になると、一気に愚痴っぽさが出ます。
- I’m not gonna bust my ass for nothing.
(タダであくせく働くつもりはない) - I’m not gonna bust my ass for a boss who doesn’t appreciate me.
(評価もしない上司のために必死に働く気はない) - Don’t bust your ass over it.
(そこまで無理しなくていい) - Don’t bust your ass over that assignment. It’s not worth it.
(その課題、そんな無理するほどのものじゃないよ)
類似表現との比較
bust one’s ass を他のカジュアルな表現と比較してみます。どれも「必死に働く、努力する」ことを表すフレーズです。
| カジュアル度 | ニュアンス | |
|---|---|---|
| bust one’s ass | 非常に高い | 荒っぽい響き。イラッとした気持ちが混ざることが多い |
| work one’s ass off | 高い | イギリス英語。bust より不満のニュアンスが少ない |
| bust one's butt | 中~高 | ass より柔らかい表現 |
| work like a dog | 中 | ass 系ほど下品な印象がない。スラング感が少ない |
work one’s ass off の例文
work が入っている分、努力のニュアンスがよりストレート。
- She worked her arse off to get this done.
(彼女はこれをやり遂げるためにめっちゃ頑張ったんだ) - I work my ass off for you, while that restaurant is doing worse and worse.
(あなたのために一生懸命働いているが、あのレストランはどんどん悪くなっている)
bust one's butt の例文
butt も「お尻」ではあるものの、ass より柔らかい表現になります。
bust one's ass と同様に、「小言を言ったり、叱責したりする」「決定的に相手に打ち負かす」の意味もあり。
- I've been busting my butt all night long to get this presentation ready for tomorrow's meeting.
(明日の会議に向けて、このプレゼンテーションの準備で一晩中頑張った) - I’m busting my butt on this project.
(このプロジェクトに全力を尽くしています)
work like a dog の例文
like a dog(犬のように)は、時々その仕事が屈辱的なものであることを意味します。日本語で言うところの「馬車馬のように働く」と似た感じ。
- I've been working like a dog recently.
(最近犬のように働いている) - You can work like a dog and still not make ends meet.
(一生懸命働いても、生活が苦しくなることがある)
フォーマルな言い換え
上記は比較的カジュアルなので、ビジネスシーンやフォーマルな場面でも使える安全な表現を挙げておきます。
work hard(一生懸命働く)、go the extra mile(一層の努力をする)、put (in) a lot of effort(多大な努力をする)など。
work hard の例文
- I am willing to work hard to accomplish this.
(これを実現するために一生懸命努力するつもりだ) - I’m going to have to work really hard to pass these exams.
(これらの試験に合格するには本当に一生懸命勉強しなければならない)
go the extra mile の例文
go the extra mile は「期待以上の努力をする」「ひと手間かける」「一歩先まで頑張る」ことを示します。
このフレーズは『マタイによる福音書』から来ているそう。荷を運ぶように言われたら、「1マイルではなく2マイル運びなさい」というイエスの戒めです。
And whosoever shall compel thee to go a mile, go with him twain.Matthew 5:41
「誰かが1マイル歩かせようとするなら、一緒に2マイル行きなさい」
- He's a nice guy, always ready to go the extra mile for his friends.
(彼はいい人で、友達のためにいつも全力を尽くす) - Suzy always goes the extra mile to make my birthday special.
(スージーはいつも私の誕生日を特別なものにするために全力を尽くしてくれる)
put (in) a lot of effort の例文
put a lot of effort into の形でも同じ。
- Frank put a lot of effort into the party.
(フランクはパーティーに多大な努力を注いだ) - He's obviously putting a lot of effort into being nice to me at the moment.
(彼は今のところ明らかに私に優しくしようと多大な努力をしている)
bust my ass / kick ass の違い


ass のスラングとしてもうひとつ、kick one's ass は bust one's ass と見た目が似ていますね。直訳だと「お尻を蹴る」。けれど、実際の意味は異なります。
| 意味 | ニュアンス | |
|---|---|---|
| bust my ass | 「必死に努力する・打ち負かす・叱責する」 | 自分の苦労や必死の努力を強調 |
| kick one's ass | 「打ち負かす」 | 圧勝する、相手をボコボコにする |
| kick ass | 「最高だ・カッコいい」 | 「イケてる・最高だ」という称賛 |
- kick one's ass:
- 「打ち負かす」「罰する」
「打ち負かす」
文字通りの意味で「尻を蹴る」 「身体的に攻撃する」「罰する」や、比ゆ的に「打ち負かす」。
- We weren't prepared for that game, and the other team kicked our asses.
(試合の準備ができていなくて相手チームに打ちのめされた) - I'll kick your ass if I ever see you talking to my girlfriend again.
(もし君がまた僕の彼女と話しているのを見たら、ぶっ飛ばしてやる) - We can kick his butt if he gets out of line.
(彼が規則を破ったら尻を蹴り飛ばす) - The professor's speech today kind of kicked my ass and made me realize I need to start applying myself.
(今日の教授の講演は私に衝撃を与え、努力し始める必要があると気付かせた)
「最高だ」
所有格なしで、形容詞的に「最高だ」「カッコいい」と、物・人をほめる時に使われます。「結果・評価」に焦点をあてた表現です。
相手を蹴散らすような強さや、それくらい勢いがあってすごい、というポジティブなニュアンス。
excellent(最高の)、great(素晴らしい)、dominate(卓越する)などに言い換えられます。
- kick ass:
- 「最強最高だ」「カッコいい」
- This new strategy is really kicking ass.
(この新しい戦略は本当に最高だ) - He kicked arse on guitar tonight.
(彼は今夜ギターで最高の演奏を披露した) - I kicked ass on this test.
(このテストは楽勝だった) - It was her first attempt and she kicked ass!
(彼女の初めての試みだったが、見事成功した!)

形容詞の kick-ass


kick-ass は形容詞で、「非常に素晴らしい、成功している」「パワフルな、力強い」。
- kick-ass:
- 「最高の」
- 「パワフルな」
- They play kick-ass rock and roll.
(彼らは最高のロックンロールを演奏する) - That was a real kick-ass party you had the other night!
(先日のパーティーは本当に最高だったね!) - That was a pretty kick-ass roller coaster.
(あれは本当にすごいジェットコースターだった)
kick ass の由来
イディオムの起源ははっきりしないものの、少なくとも1950年代からアメリカ英語で使われています。
もともとは、「身体的に暴行する」という意味でしたが、やがて「非常に強い力や激しさ」を表すものに変わっていったようです。
軍事用語に由来すると考えられていて、兵士たちは、戦闘中に敵を攻撃し、圧倒することを指してこの表現を使っていたそう(CrossIdiomas.com)。
現在では、時に暴力的・攻撃的な含みもあるとはいえ、「素晴らしい」「すごい」のニュアンスで使われることが多いです。
よくある質問(FAQ)
「bust my ass」はビジネスの場で使っても大丈夫?

いいえ、ビジネスの場やフォーマルな場面では絶対に使用しないでください。ass(尻)という卑俗語を含むため、非常にカジュアルで、相手によっては失礼にあたります。代わりに work hard や put in a lot of effort を使いましょう
「bust my ass」の「ass」を他の単語に置き換えることはできる?

はい、できます。同じ「必死に頑張る」という意味で、より品位を保った表現として bust my butt や work one's butt off があります。これらもスラングですが、ass よりは少しだけカジュアルな場で使われます
「bust my ass」と「kick ass」はどう違う?

bust my ass は主に「自分が必死に働く・努力する」という意味です。一方、kick ass は「誰かを打ち負かす」または「(物事が)最高に素晴らしい」という、自分以外の対象を評価する際に使われることが多いです
「bust my ass」はスラングなのに、なぜ頻繁に使われるの?

この表現は、「並外れた努力」や「大変な苦労」を強調する際に非常に感情がこもるため、日常会話やフィクションの中で好まれます。特にアメリカ英語では、親しい間柄やカジュアルな状況で、努力を称賛する意味で使われます
過去形(busted my ass)で使うと意味は変わる?

いいえ、意味は変わりません。過去形の I busted my ass は「必死に頑張った」「猛烈に働いた」という意味で、過去の努力を強調する際によく使われます
まとめ
卑俗語は積極的に学ぶものではないけれど、洋画を観ているとちょこちょこ耳にします。自分で使わなくても、理解できればOK。
英語の小さな理解が積み重なると、自信がどんどん付いてきますよ。アプリでの学習なら、スマホでできて便利です。
AIと英語チャット
【gymglish】
は風変わりなAIとの英語レッスンです。個性的なキャラが、聞き取れない時でも繰り返してくれたり、別の言葉に言い換えたりしてくれたり。
AIがあなたに合うように内容をカスタマイズして、レベル調整もすべて行います。入門レベルの方から上級者の方まで、もれなくおすすめ。
【gymglish】 ![]()
開発元:Aimigo
Apple 評価: 4.5
Google 評価: 4.6
少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
(引用・参照元: IMDb, Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, CrossIdiomas.com)