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数字の 「3」 の基本・発音
ご存じの通り、英語で数字の「3」は three [θríː]、「3番目の」という序数は third [θə́ːrd] です。ただ日本人にとって、この発音はなかなか鬼門。
「th」は、舌を歯の間に挟むようにして発音します。
three:
third:
数字の 「3」 の関連語
three はインド諸語の語根 trei-「3」に由来するそう。tri- という接頭辞も、ラテン語の tres「3」から来ています。
- trio:「三人組」「三重奏」
trio: 発音注意
- triple:「三倍の」「三重の」
triple:
- trinity:「三位一体」
trinity:
- triangle:「三角形」
triangle:
three の使われ方
「3」という数字は、何か特別な意味合いがあるのでしょうか?
日本語のことわざでは、数字の3はたくさん使われてますね。「仏の顔も三度」「三度目の正直」「三人寄れば文殊の知恵」などなど。
英語でも、3を含む言葉はいくつかあります。たとえば、キリスト教の「三位一体」は the (Holy) Trinity。
Father(父)と Son(子)と Holy Spirit(精霊)が神として結合するという教理です。
「仏の顔も三度」の英語表現は?
よく「仏の顔も三度まで」のように言われます。もともとは「三度まで」はなく、「仏の顔も三度撫ずれば腹立つ」を短くしたものだそう。
これは、温厚な人でも、我慢の限界があることを示すことわざです。
英語にすれば、以下のようになります。ただこの言い方は「ことわざ」というより、日本語を英訳した一般的な表現。
厳密には、日本語の「仏の顔も三度」に対応する英語のことわざはありません。
- Even the patience of a saint has limits.
(聖人の忍耐にも限度がある)


the patience of a saint(聖人の忍耐)
the patience of a saint は、「聖人の忍耐」 「多大な忍耐力」の意味で辞書に載っています。
- the patience of a saint:
- 「聖人のような忍耐力」
- You need the patience of a saint for this job.
(この仕事には聖人のような忍耐力が必要だ) - My husband, who has the patience of a saint, has helped me a great deal.
(夫は聖人のような忍耐力を持ち、多大なる助けをくれた) - This field of work requires the patience of a saint.
(この分野の仕事には聖人のような忍耐力が必要だ) - Man, you have to have the patience of a saint to deal with all these miserable callers!
(ああ、この惨めな電話の相手をするには聖人並みの忍耐力が必要だな!) - Travis must have been blessed with the patience of a saint.
(トラヴィスは聖人のような忍耐力に恵まれていたに違いない)
3を使った英語のことわざ・表現9選



third time's the charm(三度目の正直)
こちらは、英語のことわざです。表現は若干違うものの、意味するところは日本語とまったく同じ。
「何かに2回失敗しても、3回目は成功するかもしれない」ことを言います。lucky を使った表現も同様です。
- The third time is the charm.
(3度目は魔力) - Third time lucky.
(3度目の幸運)
charm は「魅力」「魔力」で、ポジティブなニュアンス。
- He hopes that the third time is the charm.
(彼は3回目でうまくいくことを願っている) - If the third time is the charm, prepare to be charmed when Thursday’s report is released at 8:30 am.
(3度目の正直なら、木曜日のレポートが午前8時30分に発表される時に喜ぶ準備をして) - I missed again! Oh well, third time lucky!
(また失敗した! まあ、3度目はラッキー!) - I hope to make it third time lucky after failing this test twice already!
(このテストは既に2度失敗したので、3度目はラッキーだと願う!)
third time lucky の由来
「third time lucky」や「the third time's the charm」は、イギリスの古典に表記あり。
Third time's lucky, now again,
「3度目の正直、さてもう一度」The Port Admiral (1833)
but you know the third time's the charm ― take care the next.
「しかし、3回目は幸運です。次は気をつけて」The Cabinet Album (1830)
19世紀半ばには、「The luck of the third adventure」(三度目の冒険の幸運)ということわざが使われていたそう。
イギリス人にとって、数字の3は幸運を意味したようです。
おそらく、これらのフレーズの大元は、シェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』にあるのではないか、とのこと。
this is the third time; I hope good luck lies in odd numbers.
「今回で3回目。奇数には幸運が宿るといいのだけど」The Merry Wives of Windsor (1602)
その他の由来説
もっとも、由来についてはいろいろな説が飛び交っていて、「キリスト教の三位一体」に関連しているとも言われます。
また、イギリスの古い法律で「死刑囚を絞首刑にする際、3度失敗したらその死刑囚を釈放する」というものがあり、そこから「三度目の幸運」になった、など。



happen thrice(二度あることは三度ある)
- What happens twice will happen thrice.
(2度起こることは3度起こる)
thrice [θráis] は文語で「3回」。three times と同じです。
これも、英語のことわざとしてあります。「何かが二度起こった場合、三度目も起こる可能性が高い」ということ。日本語と同じ考え方ですね。
ブラジルの小説家パウロ・コエーリョ(Paulo Coelho)の言葉から来ているそう。
Everything that happens once can never happen twice. But everything that happens twice will surely happen a third time.
「一度起こったことは二度と起こらない。しかし、二度起こったことは必ず三度起こる」Paulo Coelho
フレーズを使った例文
- He missed two deadlines already, and now the team’s bracing for a third. What happens twice will happen thrice.
(彼はすでに2回締め切りを守れず、チームは今3回目の締め切りに備えている。二度あることは三度ある) - She apologized again for forgetting our anniversary, but I’ve learned my lesson — what happens twice will happen thrice.
(彼女はまた記念日を忘れたことを謝ったけど、もう学んだよ。2度あることは3度あるってね) - He’s already ghosted me twice after making plans. What happens twice will happen thrice — I’m done waiting.
(彼は予定を立てた後2回も音信不通になった。2度あることは3度ある。もう待つのはやめた) - The printer jammed twice this morning, so I switched to digital handouts. What happens twice will happen thrice, and I wasn’t taking chances.
(今朝プリンターが2回詰まったから、デジタル配布に切り替えた。2度あることは3度あるし、リスクは取りたくなかった)


three-strikes law(三振法)
- Three strikes and you're out.
(3ストライクでアウト)
これは「三度の失敗でチャンスを失う」ことを表す英語フレーズです。野球の「三振」から来てますね。
three-strikes law(三振法)というアメリカの州の法律もあり。「重罪または暴力犯罪で3度目の有罪判決を受けた場合、終身刑を宣告される可能性がある」というもの。
「仏の顔も三度」と似た概念のような気もします。
- They could put you away for a crime like this under the three-strike law.
(こんな犯罪でもきみは三振法で刑務所に入れられるかもしれない) - He showed up late three times without texting. Sorry, but three strikes and you're out.
(彼は3回も連絡なしで遅刻した。悪いけど三振アウトだ) - We use a “three strikes and you're out” system with our kids: three warnings, then no screen time.
(子どもたちには「三振アウト」方式を使っている。3回注意したらスクリーン禁止) - The teacher explained that under the “three strikes” rule, repeated disruptions would lead to removal from class.
(先生は繰り返し授業を妨害すれば「三振」ルールで退室になると説明した)
three-dollar bill(完全な偽物)
- (as) phony as a three-dollar bill
(まったくの偽物で)
(as) phony as a three-dollar bill は「3ドル札と同じくらい、いんちきだ」です。
主にアメリカで使われるフレーズ。phony [fóuni] は口語で「偽物の」「いんちきの」。
3ドル紙幣は存在するのか? 答えは「ノー」で、3ドル紙幣がアメリカで流通したことはありません。すなわち、まったくの偽物であることを意味します。
4ドル札でも6ドル札でもいいような気がするものの、やはり「3」。
- The senator's hammed-up, teary-eyed speech was as phony as a three-dollar bill, if you ask me.
(私に言わせれば、上院議員のわざとらしい涙ぐんだ演説は完全な偽物だった) - Stay away from him. He’s phony as a three-dollar bill.
(彼から離れろ。彼はまったくの偽物だ) - She smiled and said she loved my outfit, but it felt as phony as a three-dollar bill.
(彼女は笑って「その服すてきね」と言ったけど、まるで3ドル札のように嘘っぽく感じた) - The ID he handed over was as phony as a three-dollar bill — wrong font, expired photo, and a misspelled name.
(彼が差し出した身分証は完全な偽物だった。フォントもおかしく、写真も期限切れ、名前も間違っていた)

three's a crowd(3人は多い)
- Three's a crowd.
(3人だと群衆)
two's company, three's a crowd とも言い、直訳だと「2人は仲間、3人は群衆」ということわざです。「2人なら仲良く、3人だと多すぎる」。
2人の間に別の1人が加わると、気まずさや居心地の悪さを感じることを言います。特にカップルの間に、誰かもうひとり入った時など。
- I won't join you ― three's a crowd.
(あなたたちと一緒には行かない。3人だと多いよ) - "Do you want to come with us?" "I don’t think so. Two’s company."
(「一緒に来ない?」「いや、2人でどうぞ」) - The new boy moved into the neighborhood and started hanging out with John and his best friend — two's company, but three's a crowd.
(新しい男の子が近所に引っ越してきて、ジョンと彼の親友と付き合い始めた。2人はよくても、3人は気まずい) - The CEO and CFO were aligned on the merger, but the board chair kept interfering. Three’s a crowd in this kind of negotiation.
(CEOとCFOは合併について意見が一致していたが、会長が口を挟み続けた。こういう交渉では3人は多い)


three's a crowd の由来
1678年のジョン・レイの英語ことわざ集に引用されているフレーズが最初のようです。
One’s too few, three too many.
「1人では少なすぎ、3人では多すぎる」John Ray (1678)
他にもいくつか別バージョンが存在し、語源についても「元のことわざは1730年代のもので、スペイン語と英語の辞書からの引用」という説もあります。
スペイン語が英語に翻訳されたものが、こちら。
Three persons in company are too many for any secret affair, and two few for social enjoyment.
「秘密の関係に3人の仲間は多すぎるが、社交の楽しみに2人では少ない」John Collins (1834)
もともとのフレーズでは、three は複数形になってますね。現行のことわざでは、three's a crowd(=three is a crowd)で、three は単数扱いです。
なぜ単数扱いなのか?
主語の three は、数としては複数でも a crowd(1つの群衆)というまとまりです。「複数の個体」であっても「単数の集合体」であるため、単数とみなされます。
three cheers(万歳三唱)
- three cheers for
(~に万歳三唱)
cheer は「喝采、歓声」。英語でも3を使って、three cheers は「万歳三唱」です。
喜び、承認、感謝、またはお祝いの気持ちを3回叫ぶこと。皮肉や風刺、ユーモアを込めて使われたりもします。
- Three cheers for Sarah, whose brilliant goal at the last minute won us the game!
(試合終了間際の素晴らしいゴールで勝利を掴んだサラに万歳!) - At long last the day is nearly over; three cheers for the weekend!
(ついに一日が終わる。週末に万歳!) - You all deserve three cheers for working so hard.
(皆一生懸命頑張っているので、万歳三唱に値する) - Three cheers for the birthday girl!
(誕生日の女の子に万歳三唱!)
third wheel(邪魔者)
- third wheel
(余計な人、邪魔者)
third wheel(3番目の車輪)や fifth wheel(5番目の車輪)は、もとは文字通り、二輪馬車や四輪の馬車の後ろに搭載された予備の車輪のこと。
それが、二輪車に余分な車輪が付いているように、「実質的な役割を持たない不要な人」を指すようになりました。
- I hated to be alone, so I tagged along as a third wheel with other couples.
(私は一人でいるのが嫌だったので、他のカップルたちのお邪魔虫として同行した) - He was one of those annoying, impossible to get rid of, third wheels.
(彼は厄介で追い払えない邪魔者の一人だった) - He complained during last week's California debate that he was being treated as a third wheel.
(先週のカリフォルニア州での討論会で、彼は自分が不要な者と扱われていると不平を言った) - I'm sure my husband never felt like a third wheel when our baby was born.
(赤ちゃんが生まれた時、夫は自分が邪魔者だとは決して感じていなかったはずだ)
third wheel と three's a crowd の違い
third wheel も three's a crowd も「3人目が場の空気を乱す」ことを表すイディオムです。前者は名詞句、後者は完全な文。
使い方・ニュアンスに若干違いがあるけれど、厳密なものではありません。
| third wheel | three's a crowd | |
|---|---|---|
| 意味 | 邪魔者・場違いな第三者 | 3人目がいると場が窮屈・不快になる |
| ニュアンス | 自己認識的。「自分は余計だったかも」 | 状況評価的。「この場に3人は多すぎる」 |
| 恋愛文脈 | よく使われる(カップル+自分) | よく使われる(カップル+第三者) |
| その他の文脈 | 友情・グループ内の疎外感など | 会議・交渉・親密な空間など広く使える |
| 使用者 | 自分が third wheel になることが多い | 第三者を crowd として指すことが多い |
three sheets to the wind(泥酔して)
- three sheets to the wind
(泥酔して) スラング
「ひどく酔っ払って、制御不能になる状態」です。古風なスラング。
おそらく航海用語に由来すると言われます。sheet(シート)は大型帆船の帆を制御するロープのこと。
シートが風で緩むと帆はバタバタと揺れ、船の動きが不安定になり、制御が困難になることから。2枚や4枚のシートならまだしも、3枚だとバランスが取れないそう。
- He's probably three sheets to the wind down at Toby's.
(彼はおそらくトビーのところで酔っ払ってるだろう) - Jeff's friends took him to every bar in town until he was three sheets to the wind.
(ジェフの友達は彼を町中のバーに連れて行き、彼はすっかり酔っ払った) - After six beers he's three sheets to the wind.
(ビール6杯で彼はすっかり酔っ払った)
three-ring circus(混沌状況)
- three-ring circus
(混乱した状況)
アメリカ英語の口語で、「完全な混乱状態、カオスな状況」の意味。特に、多くの活動が同時に発生する状況です。
3つのリングやアリーナで、同時にパフォーマンスが行われるサーカスを暗示しています。ショービジネスの興行師、P.T.バーナムによって考案された用語だとか。
1900年頃までに、他の混乱した状況にも適用されるようになりました。
- Without the boss around, the business quickly devolved into a three-ring circus.
(上司がいなくなったため、ビジネスはたちまち混乱状態に陥った) - I don’t know how you can work in that office ― it’s like a three-ring circus.
(あのオフィスでどうやって仕事ができるのか分からない。まるでカオスだ) - The contract negotiations have turned into a three-ring circus.
(契約交渉は大混乱になった)
日常会話・ビジネスでの使用例
three や third を使った英語表現は、ビジネスや日常会話で頻繁に使われます。
ビジネスでの再トライ
- We’ve pitched this idea twice with no luck, but let’s try again — third time’s the charm.
(このアイデアは2回提案してダメだったけど、もう一度やってみよう。三度目の正直だ)
ポジティブな再挑戦を示す。皮肉や失敗続きの場面では使いにくい
職場の規律
- Late again? That’s your third warning. Three strikes and you’re out.
(また遅刻? これで3回目の警告だよ。三振アウトだ)
明確なルールや警告がある場面で有効。冗談っぽく使って、相手にプレッシャーを与える
第三者の視点
- Let’s bring in a consultant for a third-party perspective on the conflict.
(この対立について、第三者の視点を得るためにコンサルタントを呼ぼう)
third-party は「第三者の」。客観性や中立性を強調したい時に使う
デートの邪魔者
- I didn’t realize it was a date — I totally felt like a third wheel.
(デートだったなんて知らなかったよ。完全に邪魔者だった)
親密な2人の間に割り込んでしまった状況。フォーマルな場では避けたほうが無難
よくある質問(FAQ)
数字の「3」を使った英語表現はなぜ多いの?

英語でも「3」という数は強調・構造・語呂の観点で使われやすく、たとえば、rule of three(3の法則)といったものがあります。これは、構成要素を3つ組み合わせるほうが、満足度が高く効果的であるという法則です
「三度目の正直」は英語でどう言う?

「三度目の正直」は英語で Third time's the charm.(アメリカ英語)、または Third time lucky.(イギリス英語)と言います。2回失敗しても、3回目は成功するという前向きなニュアンスです。西洋文化では「3」が幸運の数字とされています
分数の「3分の1」「3分の2」は英語でどう表現する?

分数表現で「3分の1」は one third、「3分の2」は two thirds です。英語の分数は「分子➡分母」の順で読み、分母は序数詞(first, second, third など)を使います。分子が2以上の場合、分母に複数形の「s」を付けるのがルールです
「3」は英語で正しく発音するコツは?

「3」は three [θríː]、カタカナでは「スリー」に近い音です。発音のコツは、「th」の部分で舌を上下の歯の間に軽く挟み、息を吐きながら「ス」と発音することです。tree(木)と混同しないよう、舌の位置を意識しましょう
覚えた表現を忘れないための学習法は?

①自分の仕事・生活シーンで使える例文を「3つ作る」 ②書いて声に出す ③1週間後に「3回復習」のようなループを作ると定着率アップ。数字「3」で統一すると記憶に残りやすいです
まとめ
ことわざも、まったく反対の事を言うものが多々あって、物事の見方は1つじゃなく多面的。日本語も英語も奥深く厄介だけど、そこが面白い。
学習はつらいと思いながらやったら、だめだめですよ。
楽しめる英語学習誌
『多聴多読マガジン』は雑誌感覚で気軽に英語を「聞いて」「読んで」、学習要素もりもりながら面白い英語学習誌です。
タイトル通り「多聴」「多読」、そして「口を動かす」ことが目的。雑誌であっても、スピーキングにも力を入れてます。
「話す」というアウトプットに積極的に取り組んでいる英語学習誌はあまりないかと思います。英語講座を利用せずに、学習誌で学びたい方におすすめ。
少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
(引用・参照元: Wikipedia, Cambridge Dictionary, The Free Dictionary, English Language & Usage Stack Exchange, GRAMMARIST, The Idioms, Phrase Finder, LDOCE, Online Etymology Dictionary)
