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「I’m through」 の意味は? I’m done, through with との違いを例文で解説

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through の意味は 「~を通して」 だけじゃない

 

I’m through って、"終わった" でいいの? それとも "もう終わりだ"?」

こんなふうに迷ったことはありませんか?

through は「〜を通り抜けて」が基本ですが、I’m through だと、作業の完了を表したり、人間関係の終わりや、もううんざりだという気持ちを表すこともあります。

しかも、I’m doneI’m through with と似ていて、混乱しやすい表現です。

【この記事で分かること】

  • through の基本の意味
  • 類似表現との違い
  • 自然な使い方
  • 誤用しやすいポイント

まずは、結論から確認していきましょう。

 

 

I’m through / through with / done の違い

3つの比較早見表

意味 ニュアンス
I'm through 「終わった/これ以上やらない」 終結 拒絶のニュアンスが強め
I'm through with 「〜との関係を断つ/見切りをつける」 対象との強い決別・感情的な断絶
I'm done 「終わった/完了した」 中立的。感情的な含みが少ない
  • I’m through with this company.
    (この会社とはもう終わりだ)
  • I’m done with my homework.
    (宿題が終わった)

 

I’m done は、宿題・仕事・食事など、目の前のタスクが終わった時に使われます。

一方、I’m through は、単なる作業終了だけでなく、長めの流れや関係、気持ちの区切りまで含みやすいのが特徴です。

迷ったら、

  • through = 状況を通り抜けて終わる
  • through with = 相手・物事との関係を切る
  • done = 目の前の終了

と覚えておくと実用的です。

 

through のコアイメージ

through のコアイメージ =「何かを通り抜けて終点に達する」

このイメージから、以下の3つの意味に広がります。

  • 完了:仕事などが「終わった」
  • 絶交:人との関係が「終わった」
  • 嫌気:嫌なことが続いて「もうたくさんだ(終わらせたい)」

 

through 「終わった」 の使い方

これは、特にアメリカ英語の用法です。「(人との関係や仕事などが)終わった」の意味で、through の直後に名詞は来ません

人との関係が終わった時、何かが完了した時、用途がなくなった時など。「何と」終わったのか言う場合with で表します。

 

  • be through (with):
    1. 「(~との関係が)終わった」

 

仕事・作業の終了

  • Are you through with that newspaper?
    (その新聞は読み終わった?)
  • Are you through with the computer yet?
    (コンピューターはもう使い終わった?)
  • I'm all through with course requirements.
    (コースの要件はすべて完了した)
  • I've got some work to do but I should be through in an hour.
    (やるべき仕事が少しあるが、1時間以内に終わるはずだ)
  • Training as a counsellor would guarantee her employment once her schooling was through.
    (彼女は学校を卒業した後、カウンセラーとして働くことで就職が保証されるだろう)

 

用途・役目の終了

物や人の用途・価値・使用の可能性がなくなった状態を表します。人に対して使うと、攻撃的でネガティブなニュアンスになりがち。

  • A:"Thank you for your help with this, Bill." B:"It was my pleasure. If you're through with, I'll get back to work at my desk."
    (A「ビル、これを手伝ってくれてありがとう」 B「どういたしまして。用事が済んだら、机に戻って仕事に戻るよ」)
  • If you're through with this old computer, you should donate it to charity.
    (この古いコンピューターが不要になったら、慈善団体に寄付すべきだ)
  • That swimmer is through as an athlete.
    (その水泳選手はアスリートとしては終わりだ)
  • By the time I'm through with the prisoner, he'll wish he'd never been born!
    (囚人への仕打ちが終わる頃には、生まれてこなければよかったと後悔するだろう!)
  • I felt like an absolute fool when the boss was through with me.
    (上司にこき使われた後は、自分がまったくの馬鹿に思えた)

 

関係・関わりの終了

  • I'm through with Johnny. There's no way I can forgive him.
    (ジョニーとはもう終わりだ。絶対に許せない)
  • I'm through with this company. I can't stand by their unethical business practices any longer.
    (この会社とはもう終わりだ。彼らの非倫理的な商習慣をこれ以上我慢できない)
  • I’m through with this role.
    (この役職とはもう終わりだ)
  • Todd and I are through.
    (トッドと私は終わりだ)
  • I’m through with you!
    (あなたとは終わりだ!)

 

「もううんざりだ」 の含み

基本的に、I'm through with~「もううんざりだ」「もう関わりたくない」「終わりにしたい」という強めの感情表現を含んでいます。

「辞める・離れる・終わりだ」と決別を示す場合、それらは「うんざり」の結果です。

  • I’m really through with these last‑minute requests.
    (もう土壇場の依頼には本当にうんざりだ)
    もう終わりにしたい
  • I'm through with this job.
    (この仕事にはもううんざりだ)
    もう辞めてやる
  • I'm through with his excuses.
    (彼の言い訳にはもううんざりだ)
    二度と聞きたくない
  • I'm through with you!
    (あなたにはうんざりよ!)
    もう別れる

 

似た表現との違い

「うんざり」を意味する他の表現と比べると、強さの違いが分かります。

意味 ニュアンス
be through with 「もう終わりだ!」 決別・拒絶のニュアンスが最も強い
be fed up with 「もうお腹いっぱいで」 いい加減にして欲しい
be tired of 「飽き飽きして」 飽きてうんざりしている

 

恋愛での through の使い方

  • After the third time he ghosted me, I’m through.
    (3回音信不通にされたら、もう終わりよ)
  • I'm through with love.
    (もう恋愛はこりごり)

 

through と through with の違い

  • Simon and I are through.
    (サイモンと私は終わりだ)
    淡々と「終わりだ」と終了を宣言
  • I’m through with Simon.
    (サイモンとは終わりだ)
    嫌気が差し「うんざりだ」という気持ち

 

上記はどちらも同じ事実を言うけれど、ニュアンスが違います。through with のほうが感情の含みが大

 

with なしの誤用例

  • I'm through him.
    「彼を通り抜けて」となる。
  • I'm through love.
    「恋愛を通り抜けて」となり、意味不明。

 

「もうダメだ」 の意味で使える?

I'm through は、日本語にすると「もうダメだ」「もう終わりだ」となったりします。

ただし、「自分自身がおしまい」なわけではなく、「努力・関係・我慢を終わりにする」といった意味合いです。

  • After everything that's happened, I'm through. I can't keep pretending anymore.
    (いろいろあったけど、もう終わり。もうこれ以上フリを続けられない)
  • I'm through. I gave it my all, but it wasn't enough.
    (もう終わり。全力を尽くしたが足りなかった)
  • I’m through. They clearly don’t value my input.
    (もう終わりだ。私の意見が全く尊重されてない)

 

絶望する女性

 

「終わった」 の類似表現との比較

I'm through、I'm done、I've done、I’ve finished, I'm over は、どれも何らかの完了を表します。

 

意味 ニュアンス
I'm through (with) 「終わりだ」 もう関わりたくない
I'm done (with) 「終わった」 もう終わり/もうやらない
I've done 「~をやった」 やり終えたという事実
I've finished 「~を終えた」 done より「完全に終わった」感が強い
I'm over 「乗り越えた・吹っ切れた」 心の整理がついた「終わり」

 

I'm done の使い方

through よりは弱いものの、「うんざりだ」 という感情を含むこともあり

  • I'm done with my homework, so I can go out now.
    (宿題が終わったから、もう出かけられる)
  • I'm done with this nonsense.
    (こんなバカげたこと、もうやってられない)
  • I'm done with watching boring movies.
    (つまらない映画を見るのはもうやめだ)

 

I've done の使い方

純粋な事実を示し、具体的に何を「した」のか、目的語で表すのが一般的。

  • I've done my best on this project, so I have no regrets.
    (このプロジェクトには最善を尽くしたから、後悔はない)
  • I've done the dishes.
    (皿洗いは済ませた)
  • I've done everything I can.
    (できることは全部やった)

 

I've finished の使い方

done より「完了感」が明確。感情は含まれず、事実のみ

  • I've finished reading the book; you can borrow it now.
    (その本を読み終えた。もう借りていいよ)
  • I've finished my report and submitted it to my boss.
    (レポートを終えて上司に提出した)
  • Finally, I've finished all my exams!
    (やっとすべての試験が終わった!)

 

I'm over の使い方

「悪い状況を乗り越えた、吹っ切れた」という口語表現。

  • I'm over the worst of the crisis now.
    (もう最悪の危機は乗り越えた)
  • She lied to me, but I'm over it now.
    (彼女に嘘をつかれたけど、もう気にしてない)
  • I'm over him now.
    (もう彼のことは吹っ切れた)

 

through の5つの意味【完全整理】

コアイメージから派生する through の意味は5つです。これまで見てきたのは、5つめの「終わった」ですね。

 

  • through:
    1. 「〜を通り抜けて」
    2. 「〜の間ずっと」
    3. 「〜を通じて」
    4. 「〜のせいで」
    5. 「終わった」
ノーマルのエイ
「スルーする」って言葉があるけど、その「スルー」?
ノーマルのソウ
そう。「通り抜けて」の意味から来てる

 

①「〜を通り抜けて」

最も基本の意味です。空間を物理的に「通り抜ける」場合と、比ゆ的に何かを「通り抜ける」 「乗り越える」場合があります。

 

物理的に「通り抜けて」

  • I pushed my way through the crowd.
    (人混みをかき分けて進んだ)
  • I couldn't hear their conversation through the wall.
    (壁越しに彼らの会話は聞こえなかった)
  • The burglar got in through the window.
    (泥棒は窓から侵入した)
  • The bullet went straight through him.
    (弾丸が彼を真っ直ぐ貫いた)
  • "Are you still in the tunnel?" "No, I'm through it now."
    (「まだトンネルの中にいるの?」「いや、もう通り抜けた」)

 

比ゆ的に「通り抜けて」

through to~ は「(通り抜けて)~へ進んで」。

  • She's through to the next round of interviews.
    (彼女は面接の次の段階に進んだ)
  • If we win this match, we'll be through to the quarter-finals.
    (この試合に勝てば準々決勝に進出できる)
  • They got through to the finals.
    (彼らは決勝に進出した)</li
  • First I have to get through the exams.
    (まず試験に合格しなければならない)
  • "Did you pass the exam?" "Yes, I'm through."
    (「試験に合格した?」「うん、合格したよ」)

 

through と across の違い

コアイメージ 動きの方向 ニュアンス
through 内部を通り抜ける 立体・空間の「中を通過」
across 表面を横切る 平面を「横断」する

 

  • through立体的な空間の「内部」を通るイメージ
  • across平面的なものを「端から端へ」横切るイメージ
  • We walked through the forest.
    (森の中を歩いた)
  • We walked across the street.
    (道路を横断した)

 

through / across の誤用例

  • We walked through the street.
    道路は「内部」がない。
  • We walked across the tunnel.
    トンネルは「平面」ではない。

 

②「〜の間ずっと」

「最初から最後までずっと貫いて」のニュアンスです。A through B(AからBまで)は、「初めから終わりまで」を表すアメリカ英語。

イギリス英語だと、through は使わず、from~to / till… になります。

  • She worked through the night.
    (彼女は一晩中働いた)
  • I expect I'll struggle through until payday.
    (給料日まで苦労することになると思う)
  • We'll be in New York Tuesday through Friday.
    (火曜日から金曜日までニューヨークにいる)
  • The office is open Monday through Friday, 9 am – 5 pm.
    (オフィスの営業時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までだ)
  • Answer questions 8 through 12.
    (質問8~12に答えてください)

 

③「〜を通じて」

「物事や人を使って」の意味で、手段や方法を示します。

  • It was through him that I got the job.
    (彼を通じて仕事を得た)
  • I got my car through my brother who works in a garage.
    (ガレージで働く兄を通じて車を手に入れた)
  • We sold the bike through advertising in the local paper.
    (地元の新聞に広告を出して自転車を販売した)
  • She met her husband through a dating agency.
    (彼女は結婚相談所を通じて夫と出会った)
  • You can only achieve success through hard work.
    (成功は努力によってのみ達成できる)

 

④「〜のせいで」

何かが起こった原因。すなわち「原因となったその出来事を通り抜けて」です。

  • The accident happened through no fault of mine.
    (事故は私のせいではない)
  • The company lost the order through production delays.
    (会社は生産の遅れにより注文を失った)
  • He failed through lack of effort.
    (彼は努力不足で失敗した)

throughの「~を通じて」と「~のせいで」の意味

 

through の形容詞・句動詞

名詞を修飾する through

through は名詞を修飾する「限定用法」の形容詞としても使えます。「直行できる」「直通の」の意味。

 

  • 名詞を修飾する through:
    1. 「直行できる」「直通の」
  • It's not a through road so it's quite quiet.
    (直通道路ではないのでとても静かだ)
  • The original through road is still in existence at the top and the bottom of the picture.
    (写真の上部と下部には元の貫通道路がまだ残っている)
  • We finished the trip on a through train, drinking white wine and eating crisps.
    (私たちは直通列車に乗って白ワインを飲みポテトチップスを食べながら旅を終えた)
  • The through route sign-posting will shortly be complete.
    (直通ルートの標識設置はまもなく完了する)
  • The village lies on a busy through road.
    (村は交通量の多い直通道路沿いにある)

 

よく使う句動詞

go through(経験する)

  • He went through a hard time.
    (彼はつらい時期を経験した)
  • He’s gone through a lot in the past year.
    (彼は過去にたくさんの経験をしてきた)

 

get through(乗り越える)

  • She got through her exams without too much trouble.
    (彼女はそれほど苦労することなく試験に合格した)
  • Let's start — there's a lot to get through.
    (さあ始めよう。やらなければならないことがたくさんある)

 

look through(ざっと見る)

  • She looked through her notes before the exam.
    (彼女は試験前にノートをざっと見直した)
  • I've looked through some catalogues.
    (カタログをいくつかざっと見た)

 

間違いやすい thorough と through

怒りのエイ
これ、スペルの間違いじゃないの?
目閉じのソウ
形容詞で thorough という語は、実際にある

thorough [θə́ːrou] は、through ととてもよく似た単語です。

thorough の意味は、行動などが「完全な」「徹底的な」、人などが「注意深く慎重な」。through の「直行して」とちょっと似てますね。

実際、初期近代英語まで、through と thorough は明確に区別されなかったそう。

 

thorough / through の発音の違い

thorough:

through:

 

ちなみに、through の発音は [θruː]、throw(投げる)の過去形の threw も [θrúː] です。

 

  • thorough:形容詞
    1. 「完全な」「徹底的な」
    2. 「注意深く慎重な」
  • The police carried out a thorough investigation.
    (警察は徹底的な捜査を行った)
  • The screening of applicants must be thorough.
    (応募者の審査は慎重でなければならない)
  • She's very thorough and conscientious.
    (彼女は非常に慎重で良心的だ)

 

よくある質問(FAQ)

「I'm through」と「I'm done」の違いは何?

マーリン

I’m done は目の前の作業やタスクの終了を表し、I’m through は状況・流れ・関係を終えたニュアンスまで含みやすい表現です

 

「I'm through with you」はどんな意味になる?

マーリン

I'm through with you は、「あなたとはもう終わりだ」「あなたとは縁を切る」といった、相手との関係を断ち切る強い意思を示す表現です。特に、恋愛関係や友人関係の解消など、感情的な決別を表します

 

「I'm through」はビジネスシーンでも使える?

マーリン

ビジネスシーンで「このプロジェクトは終わった」という意味で使うことも可能です。ただし、感情的なニュアンスを含む場合があるため、よりフォーマルな場面では I'm done with this project や This project is completed などの表現が無難です

 

「Are you through?」と「Are you done?」の違いは何?

マーリン

両方とも「もう終わったの?」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります。Are you done? は日常の作業やタスクなど、具体的な「終了」を尋ねる時に多いです。
Are you through? は「その状態から完全に抜けたか」を聞く感じがあります。Are you done? のほうが日常的で分かりやすく、Are you through? はやや表現のクセがあります

 

through のコアイメージは何?

マーリン

through のコアイメージは「何かの中を通り抜けて、反対側または終点に達する」です。このイメージから、「~によって」「〜の間ずっと」「終えて」などの意味に広がります

through のような多義語は、英文の中で何度も見聞きして、初めて使い分けが身につきます。何度も出会うことが大事。

英語ニュースには、いろいろな使い方が出て来るので、「この through は "通り抜けて" か、"〜によって" か、"終わった" か」を自然に確認できますよ。

 

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まとめ

I’m through は、単に「終わった」だけではなく、「何かを通り抜けて終点に達した」ことを表します。

  • I’m done = 目の前の作業終了
  • I’m through = 状況や流れを終えた
  • I’m through with〜 = 〜とはもう終わりだ

まずは、この3つを区別できれば十分。through は意味が多く見えるけれど、核にあるのは「通り抜ける」イメージです。

例文を声に出して、実際の英文の中で through に慣れていきましょう。

 

【次の記事】across の意味と使い方

 

少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, Collins Dictionaries, LDOCE, Online Etymology Dictionary, Stack Exchange.com, Quora