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- 英語のスラングと面白表現
- wingman とは?
- catfish とは?
- jaywalk とは?
- ding-dong ditch とは?
- thigh gap とは?
- go commando とは?
- chinwag とは?
- まとめ
英語のスラングと面白表現
英語のスラングや面白い言い回しを集めてみました。
といっても、スラングは流行り廃れが激しいので、一時期よく使われてもすぐ「古っ」になってしまいます。
selfie(自撮り)などもかつて新語の流行語だったけど、今はどうなんでしょう。とりあえず辞書に載ってるので、セーフなのかな…?
wingman とは?
- wingman:
- 「(航空機の編隊の)僚機」
- 「(スポーツで)ウィングポジションの選手」
- 「サポートしてくれる人」
辞書を引くと、wingman の意味は3つ載ってます。複数形は、wingmen。
ひとつは「僚機」で、「一緒に飛行する航空機の編隊の中で、先頭の航空機の後ろ側に位置する軍用機のパイロット」のことです。
僚機は、指揮官が搭乗する長機をサポートし、援護や哨戒を行う機だとか。
You can be my wingman anytime.
(いつでも、俺の僚機にしてやる)Top Gun(1986)
これは、『トップガン』の有名な台詞ですね。
また、サッカーやラグビーなどで、「プレイエリアの左右両端にいる(ウイングポジションにいる)選手」も wingman や winger です。
最後に、スラングとして、男性同士で、特に異性と会ったり話したりする時に、サポートしてくれる友人を表したりします。
サポート役をするという点では、やはり「僚機」と言えるのかも。
- You've got to come out tonight — I need my wingman!
(きみは今夜は出かけなきゃいけない。ぼくはウイングマンが必要なんだ!) - It was a surprise that the ex-President agreed to be the candidate's wingman on the trip to the city.
(元大統領が同市訪問で候補者のサポート役になることに同意したのは驚きだった) - In these kinds of situations it always helps to have a good wingman.
(このような状況では良い相棒がいるといつも助かる)
catfish とは?
- catfish:
- 「ナマズ」
- 「SNS上で別人になりすます人」
catfish は、ソーシャルメディア上で「偽の人格を作り、相手をだましてオンラインで誰かと恋愛関係を作ったり、詐欺を行ったりする人」を指します。
ひとことで言えば「なりすまし」。精神的な被害だけでなく、金銭的な被害につながることも多く、大きな問題になっています。
悪意があろうとなかろうと、人をだますことに変わりはありません。また、catfish は「なりすましをして(人を)だます」という動詞としても使われます。
- If someone seems to be falling for you after just a little contact with you, they’re probably trying to catfish you.
(少し接触しただけであなたを好きになっているように見えれば、その人はおそらくあなたを騙そうとしている) - People who catfish others usually make up fake lives.
(他人をキャットフィッシュする人はたいてい偽りの人生を作り上げる)
catfish の由来
2010年に、Ariel Schulman(アリエル・シュルマン)が発表した Catfish というドキュメンタリー映画が始まりです。
アリエルの兄ネヴは、18歳の少女を装った40歳の主婦とネット上で交流していたそう。ドキュメンタリーの中で、この女性の夫は、自分の妻をナマズにたとえました。
というのも、生きたタラを出荷する際、長距離輸送でタラが無気力にならないように、一緒の水槽にナマズを入れて運ぶのだとか。
ナマズはタラを食べませんが、タラからすればナマズの存在は刺激的です。
女性の夫は、妻はナマズのように、他人の生活を新鮮で興味深いものにしているとほのめかしています。現在だと炎上しそうな意見ですね。
jaywalk とは?
jay はスラングで「おしゃべりな人」「愚かな人」。
jaywalk は、jay+walk で「愚かな人が歩く」 「違法に、または交通に注意を払わずに道路を歩いたり横断したりする」です。
- jaywalk:
- 「信号無視したり、不注意に道路を横断する」
jaywalk する人は、jaywalker。
赤信号で横断したり、横断歩道のないところで道路を横切ったりというのは、誰しも経験があるのではないかと…。
- He jaywalks, and 'gives the finger' to a taxi that threatens to run him over.
(彼は信号無視をし、彼を轢くと脅すタクシーに「中指を立てる」などする) - We nearly ran over a couple of jaywalkers who walked out in front of the car.
(車の前に飛び出してきた数人の不注意な歩行者を危うく轢きそうになった) - Police begin cracking down on jaywalkers.
(警察は信号無視の歩行者を厳しく取り締まり始めた)
ding-dong ditch とは?
- ding-dong ditch:
- 「ピンポンダッシュ」
ding-dong は「リーンゴーン」のような擬音語です。
ditch は名詞では「道路や畑の脇に掘られた水路用の溝」で、動詞だとスラングで「必要ないものとして処分する」「人のもとを去る」といった意味があります。
ここからどうしてそうなったかはよく分かりませんが、ding-dong ditch は「ピンポンダッシュ」のこと。
他人の家のドアベルやドアノッカーを鳴らして、家人が出てくる前に素早く逃げるいたずらです。こういうのは万国共通らしい…。
語呂が「ピンポンダッシュ」と似てますね。
この手の表現はもう無数にあって、アメリカでは ding-dong ditch、イギリスでは knock down ginger、カナダでは knock, knock, ginger などなど。
knock down ginger について、knock down は「ドアノッカーを下方に引っ張ってドアに叩く」ことを示します。
ginger は「ショウガ」の他、イギリス英語で ginger up(~を活発にする)という動詞の用法があり。
thigh gap とは?
これは文字通り、脚をそろえて立った際、股下と両太ももの間にできる逆三角形の隙間のことです。日本語だと「股下デルタ」(死語?)でしょうか。
- thigh gap:
- 「股下デルタ」
特にモデルにとって、美の理想の一つとして重要視されているそう。
2012年のヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーで、太ももの隙間が目立つモデルが数人登場したことから、thigh gap が広まったとか。
日本では、もっと以前から結構注目されてた気がするけど…。
ただ、thigh gap は、「ほとんどの女性が持っていない特定の体型と骨格を持つ女性にのみ自然に見られる人相学的特徴」だそうです。無理は禁物。
go commando とは?
- go commando:
- 「ノーパンでいる」
これは、男性が「上着をきっちり着ているのにパンツを履いていない」状態を示します。言い方は2つあり、ひとつは freeball(または、go freeball)、もうひとつが go commando。
- I had to freeball today because I didn't have any clean underwear.
(今日はきれいな下着がなかったのでノーパンでいなければならなかった) - Don't go freeballing unless you want chafing "down there."
(「あそこ」を擦りむきたくなければ、ノーパンでいるな) - Bobby is always going commando. Even when it’s cold.
(ボビーはいつもノーパンだ。寒い時でも)
go commando の由来
freeball のほうは、なんとなく想像できるとして、go commando が謎ですね。
このイディオムは、1970年代初めにアメリカの大学のキャンパスで俗語として使われ始めたようです。
はっきりした起源は不明ですが、軍隊の制服では下着が不快で動きが制限されるため、パンツを履かない、という説もあります。
同じ意味で go regimental とも言うそうで(辞書では見つけられず)、regimental は「連隊の」。スコットランドの歩兵連隊を指していると言われています。
連隊の兵士はキルトの下に下着を着用していませんでした。
chinwag とは?
chinwag は「あごを上下に動かすこと」 「おしゃべり」というイギリス英語の口語です。親しい間柄の人と友好的にくだけた感じで会話すること。
アメリカ人には通じないらしい…? 名詞だけでなく、動詞でも使われます。
- chinwag:
- 「おしゃべり」「おしゃべりする」
- We can have a chinwag in comfort.
(気楽におしゃべりできる) - He loves his late-night chinwags with Coolio and the gang talking about politics and music.
(彼は、クーリオや仲間たちと政治や音楽について語り合う深夜のおしゃべりが大好きだ) - Chinwag around the campfire.
(キャンプファイヤーの周りでおしゃべりしよう)
まとめ
スラングは、イギリスとアメリカで違うことが多々あって面白いですね。一気に出すと大変な量になるので、少しずつ取り上げていけたらいいなと思います。
英語力アップには音読練習を
テキストを見ながら、英語を普通のスピードで音読できますか?
実はこれ、案外難しいんです。思ったよりも、口が回らなくて付いていけない…ということになりがち。
音読は、英語を頭で即座に処理するための効果的な練習になります。
『LanCul(ランカル)』は映画やドラマの台詞をシャドーイング練習できるアプリです。洋画が好きな方におすすめ。
シャドーイングは、聴く力と発話力を高めるお口の体操。初めは付いていくのが大変ですが、映画の台詞なので、登場人物気分でなかなか面白いですよ。
(引用・参照元: The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, Wikipedia, BBC, Merriam-Webster, The Free Dictionary)