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staff の使い方
- staff [stʌ́f]: スタッフ、職員
- stuff [stǽf]: 物、(漠然とした)もの
staff は単数扱いか複数扱いか
staff は、一人の職員のことではなく、グループとしての職員全体を指します。いわゆる集合名詞。
staff が単数扱いか、それとも複数扱いかは、イギリス英語とアメリカ英語で異なります。
イギリス英語だと、通常は複数扱いで、単数扱いの場合もたまにあり。アメリカ英語では単数扱いです。
【イギリス英語】
- The staff in this shop are very helpful.
(この店のスタッフはとても親切だ) - The teaching staff is well-qualified and experienced.
(教員は優秀で経験豊富だ)
【アメリカ英語】
- The staff in this store is very helpful.
(この店のスタッフはとても親切だ) - Our staff gets bigger every year.
(我々のスタッフは毎年増えている)
もっとも、staffs と複数形にするのは無理かと言うと、そうでもありません。
あまり使うことはないものの、たとえば、senators and their staffs(上院議員とそのスタッフ)のように、グループが複数あれば、staffs です。
- Both the Dodgers and the Reds have strong pitching staffs.
(ドジャースとレッズはどちらも強力な投手陣がいる)
staff の人数を示す場合
スタッフの人数を言いたい時は、イギリス英語だと members of staff の形で、five members of staff(5人の職員)など。
他に、five staff (members)(5人の職員)や、a staff of five(5人の職員)でもOK。
「あれ?」と思われるかもしれませんが、a staff of five(5人の職員)のように単数の a を付けることもできます。
これは、職員の数は5人でも「5人の職員のグループが1つ」の意味ですね。
five staff とも言えます。ただ、members が省略されているだけで、staffs とはなりません。
【数詞+members of staff】
- A few members of staff have refused to sign the new contract.
(数人のスタッフが新しい契約書への署名を拒否した) - We are lacking three members of staff due to illness.
(病気のためスタッフが3名足りない)
【数詞+staff members】
- Three staff members were suspended after the incident.
(事件後、3人の職員が停職処分となった) - I have five staff working for me.
(私には5人のスタッフがいる)
【a staff of+数詞】
- The company has a staff of fifty.
(その会社には50人の従業員がいる) - They employ a core staff of 25 full-time employees.
(彼らは25名のフルタイム従業員を中核スタッフとして雇用している)
stuff と thing の違い
stuff の用法
stuff のほうがくだけた言い方ですが、実際、stuff と thing はたいてい置き換え可能です。
ひとくちに「モノ」と言っても、ニュアンスはいろいろで、「所有物・所持品」の意味だったり、漠然とした 「物事」だったりします。
ただし、stuff は数えられない名詞なので、stuffs とはならないのが thing と異なる点です。
- stuff:
- 「所有物・所持品」
- 「漠然とした物事」
【所有物・所持品】
- Where's all my stuff?
(私の物はどこ?) - Put your things on and let's go.
(服を着て、さあ行こう)
【漠然とした物事】
- I've got loads of stuff to do today.
(今日はやることが山積みだ) - I've got lots of things to do today.
(今日はやることがたくさんある)
stuff に a が付く?
イギリス英語で not give a stuff というスラングがあります。意味は、「少しも気にしない」「重要視しない」で、なんとこれには a が付いてます。
- I don’t give a stuff what you think!
(あなたがどう思おうが関係ない!) - I don't give a stuff about making money.
(金儲けなんてどうでもいい)
直訳すれば「ものを与えない」。not give a fuck などの卑俗語の代用表現とされます。ただ、フレーズの正確な由来は不明でした。
「ちっとも構わない」を表すイディオムは、not give a fuck、not give a shit、not give a rat’s ass などなど、卑俗語が使用されているものが多いので、代用としての stuff にも a が付いたのかも?
thing の用法
ひとつには、things は「全般的な状況」を言う場合があるのに対し、stuff はあまりこの使い方はしません。
- Hi, Jane! How are things?
(やあ、ジェーン! 調子はどう?) - I wish things could have been different.
(もっと違う状況であればよかった)
the thing (that)~ のようにthat節が続いたり、the thing to-不定詞 の時も、thing のほうが普通ですね。
- The thing they said that we shouldn’t forget was to take a boat trip on the lake.
(忘れてはいけないと言われたのは、湖でボートに乗ることだ) - The best thing to do is to phone the doctor at once.
(一番良いのは、すぐに医師に電話することだ)
話し言葉で the thing is, と切り出した後、一呼吸置いて「問題は~」のように言ったりもします。
- The thing is, we don’t have time to visit New York as well as Washington.
(問題は、ワシントン同様ニューヨークも訪れる時間がないということだ) - That’s OK, but the thing is, he still hasn’t apologised for his remark.
(それはいいのが、問題は、彼がまだ自分の発言について謝罪していないということだ)
また、人間や動物に対して特別な感情を込めている場合も、thing が使われます。
- You must be starving, you poor things.
(あなたたちは飢えているんだろう、かわいそうに) - The baby's a pretty little thing.
(赤ちゃんというのはとても小さい)
- thing を使う時:
- ざっくりした「状況」を言う場合
- the thing that~、the thing to-不定詞 の形で「~であること」「~すること」と言う場合
- the thing is~ の形で「問題は~」という場合
- 人間や動物に対して特別な感情を込める場合
さらに挙げると、thing は「重要なもの」「実在するもの」というニュアンスだったり、わりと「具体的な対象」を示します。
対して、stuff は「漠然とした雑多な対象」を示す傾向があります。stuff のほうがふわっとした曖昧な感じ。
- Can you pass me that thing over there?
(あそこにあるものを渡してくれる?) - I don't understand why these corny films are still a thing in 2020.
(なぜこれらの陳腐な映画が2020年にまだ流行っているのか理解できない) - There's sticky stuff all over the chair.
(椅子のあちこちにベタベタした物が付着している) - What's this black stuff?
(この黒いものは何ですか?)
- thing:
- 具体的な対象を示す
- stuff:
- 漠然とした雑多な対象を示す
and stuff と and things
and stuff と and things は大体同じ意味で、「~など」「~とかそういったもの」と付け加える言い方です。
似たようなものを挙げながら、それが何なのか具体的には示さない時に使われます。他の残りを「~など」でまとめる便利な表現。
like that(そのような)が付くこともあります。
- This is the drawer where I keep paper and envelopes and stuff.
(これは紙や封筒などを入れている引き出しだ) - She likes nice clothes and things (like that).
(彼女はいい服やそういったものが好きだ)
まとめ
AIと英語で英会話
今や、AIが非常に面白いことになってます。対人での学習が苦手でも、相手がAIなら気を遣う必要はありません。AIキャラと話すのはなかなか楽しいです。
ストーリー仕立てのスキットの中で会話していく形式で、ゲーム感覚で遊べ…ではなく学習できます。
イラストのAIもかわいいし、スキットが800以上あって、スピーキング力のレベル判定ができるなど、学習アプリとしてとても優秀。面白いので、ついやり込んでしまう。落ち込んだ時のちょっとした癒やしにもなってます。
(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, LDOCE, Cambridge Dictionary)