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英語を勉強していると、必ず耳にするひとつが hear と listen の違いです。
hear は 「聞く・聞こえる」、listen は「聴く」のように区別されますね。でも、それだけでしょうか? この記事では、さらに踏み込んで、
- hear と listen の決定的な違い
- I hear you の意味
- listen to と listen for の違い
- 間違えやすいポイントと例文
などを、分かりやすく解説していきます。
- hear と listen の違い
- hear の3つの意味と使い方
- hear を使ったフレーズ
- 【注意】進行形の hear
- listen の意味と使い方
- 名詞の hearing と listening
- ネイティブがよく使うフレーズ
- 間違えやすいパターン
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
hear と listen の違い



| コアイメージ | パターン | |
|---|---|---|
| hear | 自然に聞こえてくる(受動的) | ①自然に聞こえる ②噂・情報を耳にする ③聴聞する |
| listen | 意識して聞く(能動的) | to、for、in on など、後に続く前置詞で意味が変わる |
よく言われる違いですが、もう少し煮詰めてみましょう。
- hear:
努力しなくても音が耳に入る。状況描写に近く、本人の意思はほぼ無関係 - listen:
注意を向けて耳を使う。意識して聞く努力がある。行動そのものを表す
hear の3つの意味と使い方
- 「自然に聞こえる」 場合は、hear は進行形にならない
- 現在形では、助動詞 can を伴うことが多い
進行形はダメ?
"I am hearing a noise." などはNGです。「知覚動詞は進行形にならない」という、英語のお約束ですね。
can が必要?
「音が(無意識に)耳に入ってくる」の用法では、よく can が付き、あまり "I hear a radio." とは言いません。
ただし、「(情報を)耳にする」という時は、hear 単体もあり。また、「法廷などで審問する」など「聴く体験をする」時にも hear が使われます。
- hear:
- 「自然に聞こえてくる」 進行形にならない
- 「噂・情報を耳にする」
- 「審問する」「聴聞する」
「自然に聞こえてくる」
- I can't hear you with the TV on.
(テレビがついていて聞こえない) - Can you hear me clearly at the back?
(後ろで私の声がはっきり聞こえる?) - After a long trip on a plane, I don't hear very well for a few hours.
(飛行機で長時間旅行した後、数時間は耳があまり聞こえない) - I heard a car drive off.
(車が走り去る音が聞こえた) - I could just hear the music in the distance.
(遠くで音楽が聞こえた)
「噂・情報を耳にする」
- We hear very little about these issues nowadays.
(最近はこれらの問題についてほとんど聞かれない) - I hear (that) your house is up for sale.
(あなたの家が売りに出されていると聞いている) - I hear Kevin's getting married in June.
(ケビンが6月に結婚するそうだ) - Haven't you heard? She resigned.
(聞いてないの? 彼女は辞職したよ) - I hear what you're saying, but you're wrong.
(言っていることは分かるが、あなたは間違っている)

「審問する」「聴聞する」
この意味の場合、自分から進んで「意識して音を聴く」ことなので、listen と同じでは? と思うかもですね。
hear は「情報を聞く体験する」ことに焦点を当てています。一方、listen は「聞く能力を使う」という違いです。
- I heard a really interesting programme on the radio this morning.
(今朝ラジオでとても興味深い番組を聞いた) - I heard the orchestra play at Carnegie Hall last summer.
(去年の夏、カーネギーホールでオーケストラの演奏を聴いた) - An audience gathered to hear him speak.
(彼の話を聴くために聴衆が集まった) - The case will be heard by the High Court.
(この事件は高等裁判所で審問される)

hear を使ったフレーズ
hear, hear の使い方
hear, hear は「そうだ、そうだ」という同意や承認を示す歓声です。
もとは "Hear him! hear him!"(彼の話を聞きなさい、彼の話を聞きなさい)という注意喚起だったものが、年月とともに、単に歓声として使われるようになったそう。
- hear, hear:
- 「そうだ、そうだ」 同意を示す歓声
- "Hear, hear!" shouted the members of congress after the president's speech.
(「そうだ、そうだ!」大統領の演説の後、議会のメンバーは叫んだ) - Hear, hear. It will have been long overdue, but better late than never.
(賛成です。ずっと前からやるべきだったでしょうが、遅くてもやらないよりはましです)
hear+前置詞の使い分け
hear は、他動詞だけでなく、自動詞もありです。自動詞としての hear from、hear of、hear about の意味と使い方をまとめておきます。
hear from
「誰かから手紙・電子メール・電話などで連絡をもらう」こと。「hear from 人」、または「hear~from 人」の形です。
- hear from:
- 「~から連絡をもらう」
- I look forward to hearing from you.
(ご連絡をお待ちしています) - I haven't heard anything from her for months.
(彼女から何ヶ月も連絡がない) - It was good to hear from him again.
(彼からまた連絡が来て嬉しかった) - Police want to hear from anyone who has any information.
(警察は情報を持っている人からの連絡が欲しいと考えている) - Do you hear from Samantha much these days?
(最近サマンサからよく連絡がある?)
hear of
「何かについて情報を受け取る」こと。これも「hear~of 人」の形があります。
- hear of:
- 「~のことを聞いて知っている」
- I've heard of the book before, but I've never read it.
(その本の名前は聞いたことがあるけど、読んだことはない) - We haven't heard anything of Jan for months.
(もう何ヶ月もジャンの消息は聞いていない) - Nobody hears much of the Stevens sisters these days.
(最近はスティーブンス姉妹の名前をあまり聞かない) - I was so sorry to hear of your father’s death.
(お父様のご逝去をお聞きして大変残念に思います) - She disappeared and was never heard of again.
(彼女は姿を消し、その後消息は不明となった)
hear about
「誰かや何かについて知る」「詳しい話を耳にする」こと。
- hear about:
- 「~について聞く」
- Wow, I'd heard about your injury from your mom, but I didn't realize it was so grisly.
(うわ、お母さんから怪我のことは聞いていたけど、こんなにひどいとは知らなかったよ) - Did you hear about Jade? She was in a car accident and broke her leg in three places.
(ジェイドのこと、聞いた? 交通事故で足を3箇所骨折したって) - That website gave me a survey, asking me how I heard about it.
(あのウェブサイトでどうやって知ったかというアンケートがあった) - Have you heard about Tom and what happened to him?
(トムのことや彼に何が起こったのか聞いたことがある?) - Teresa heard about the decision later.
(テレサは後でその決定について聞いた)
hear of と hear about の違い
この2つは、「どの程度深く知っているか(情報の深さ)」に大きな違いがあります。
| ニュアンス | 情報の深さ | |
|---|---|---|
| hear of | 「存在」を知っている、名前くらいは認知 | 浅い |
| hear about | 「内容・詳細」を聞いている、より多くの情報 | 深い |
【注意】進行形の hear
原則、see・hear・notice などの動詞は、瞬間的な知覚を表すため、進行形になりません。けれど、繰り返し起こる出来事や、継続的な状況を表す時などは例外です。
繰り返し・継続的な出来事の場合
hear が「自然に耳に入ってくる」という知覚の意味ではなく、「情報を受け取る」という具体的な行為を指す場合には、進行形が可能です。
- I’ve been hearing some nice things about you.
(あなたについて良い話をいくつか聞いている) - I’ve been hearing good news.
(良いニュースを聞いている) - You're just hearing things.
(空耳だよ) - The judge is hearing the case.
(裁判官が事件を審理している)
話し言葉では、「その情報が届き続けている状況」を強調するために、進行形がよく使われます。
- I heard some nice things about you.
(あなたについて良い話をいくつか聞いた)
「過去に聞いた」という一回の事実 - I've been hearing some nice things about you.
(あなたについて良い話をいくつか聞いている)
「最近ずっと耳に入ってきている」という継続性
未来の出来事を予告する場合
また、will be~ing と「未来進行形」にすることで、「これから当然そうなる」「そういう手はずになっている」という「予定」を強調します。
「そういうことになっている(逃れられませんよ)」のような断定的な響きです。
- You'll be hearing from my solicitors.
(私の弁護士から連絡が行くことになりますよ) - You’ll be hearing from us soon.
(すぐに連絡させていただきます)
listen の意味と使い方


listen は、聞こうとする努力や意識が必要な動詞です。hear と違って、進行形でもOK。ほぼ必ず to などの前置詞とセットで使われます。
listen to は「~を聞く」、listen in on は「~を盗み聞きする」、listen (out) for は聞く準備をして「〜を聞き逃さないよう注意する」など。
listen to
- listen to:
- 「~を聞く」
- He was listening intently to what she was saying.
(彼は彼女の言うことを熱心に聞いていた) - You haven’t been listening to a word I’ve said!
(私の言うことを一言も聞いてない!) - I listened with half an ear to the conversation at the next table.
(隣のテーブルの会話を半分聞き耳を立てて聞いた) - We listened politely to his stories.
(私たちは彼の話を丁寧に聞いた)
listen in on
- listen in on:
- 「~を盗み聞きする」「盗聴する」
- I wish Dad would stop listening in on my phone conversations.
(父が電話での会話を盗み聞きするのをやめてくれたらいいのに) - She thinks her boss is listening in on her phone conversations.
(彼女は上司が自分の電話での会話を盗み聞きしていると思っている) - You shouldn't listen in on other people's conversations.
(他人の会話を盗み聞きしてはいけない) - They did not know that the police were secretly listening in.
(彼らは警察が密かに盗聴していたことを知らなかった)
listen for
- listen (out) for:
- 「〜を聞き逃さないよう注意する」
- We listened anxiously for the sound of footsteps.
(不安な気持ちで足音に耳を傾けた) - Would you listen out for the phone while I'm in the garden?
(私が庭にいる間、電話の音に耳を傾けてくれますか?) - Can you listen out for the doorbell?
(ドアベルの音を聞いてくれる?) - You listen for Mary's car so we can get in our places to surprise her.
(メアリーの車の音を聞いて、そうすれば場所を確保して彼女を驚かせられる)
名詞の hearing と listening
hear も listen も -ing を付ければ、名詞です。hearing と listening は意味がまったく違うので、ご注意を。
| 意味 | |
|---|---|
| hearing | 「聴力・聞こえる能力」「公聴会」 |
| listening | 「注意して聞く行為・傾聴」 |
名詞の hearing の意味
hearing は2つの意味があり、ひとつは「聞こえる力」、もうひとつは「公聴会」や「法廷の審理」「自分の意見を聞いてもらう機会」。
すなわち、「聞こえる力」と「(意見を)聞く場」を表します。hearing loss なら「難聴」です。

- hearing:
- 「聴力」
- 「公聴会、審問」 意見を聞く、聞いてもらう場
- He's getting old and his hearing isn't very good.
(彼は年をとっていて聴力があまり良くない) - He suffered hearing loss from testing aircraft engines.
(彼は航空機エンジンのテストにより難聴を患った) - An appeal hearing is scheduled for later this month.
(上告審は今月下旬に予定されている) - Protesters are calling for a public hearing.
(抗議者たちは公聴会の開催を求めている) - She was granted a divorce in a five-minute hearing.
(彼女は5分間の審理で離婚を認められた)
名詞の listening の意味
listenig のほうは、動詞の listen の意味をそのまま名詞にした感じ。「それを話している人の声や、音自体に注意を払って聴く行為」「傾聴」です。
- listening:
- 「聴く行為」「傾聴」
- Talking to the family is good, but listenig is more important.
(家族に話しかけるのは良いが、聞くことのほうが重要だ) - He did all the talking, I did all the listenig.
(彼がずっと話し、私がずっと聞いていた) - Good listenig is good parenting.
(上手に聞くことは子供を上手に育てることだ)
ネイティブがよく使うフレーズ
I hear you の本当の意味
これは直訳すると誤解します。
❌「あなたの声が聞こえます」 ⭕「言いたいことは分かるよ」
共感・理解を示す表現なので、「声が聞こえる・聞こえない」の話ではありません。
- I hear you:
- 「言いたいことは分かるよ」
日常シーンの例文
- A:"This week has been so stressful." B:"I hear you, I can’t wait for the weekend."
(A「今週は本当にストレスがたまった」 B「分かるよ。週末が待ち遠しい」) - A:"Rent keeps going up every year." B:"I hear you, it’s tough living in the city."
(A「家賃は毎年上がり続けてる」 B「分かる。都会で暮らすのは大変だよ」) - A:"My phone battery dies way too fast." B:"I hear you, mine barely lasts half a day."
(A「携帯がすぐバッテリー切れになる」 B「分かる。私のは半日もたないよ」) - I hear you, but I don’t agree.
(言いたいことは分かるけど、賛成はしない)
ビジネスシーンの例文
カジュアルな場面だけでなく、ビジネスでも文脈次第で使えます。「あなたの懸念は理解しています」というニュアンス。
ただし、相手との関係性によって、くだけすぎないようにするのがポイントです。
- I hear you, but the budget just won’t allow it.
(おっしゃることは承知していますが、予算が足りません) - I hear you, but the client’s requirements are non‑negotiable.
(おっしゃることは分かりますが、クライアントの要件は譲れません) - I hear you, the workload has been heavy lately.
(承知しています。最近作業負荷が高まっています) - I hear you, and we’ll look for a more efficient solution.
(承知しています。より効率的な解決策を模索します)
listen up の使い方
特にアメリカ英語の口語で、「重要なことを言うので、よく聞いて」と相手に伝える時に使います。注意喚起・指示の表現。
おそらく第二次世界大戦中の軍隊で使われ、そこから広まったとされます。
- listen up:
- 「よく聞いて」
日常シーンの例文
- Listen up, Joe, this information concerns you as well.
(よく聞いて、ジョー。この情報はあなたにも関係してる) - Now, listen up! This is important. Listen up, you guys!
(さあ、よく聞いて! これは重要だ。みんな、よく聞いて!) - Listen up — I'm only going to tell you this once! I want you to listen up and do what I tell you to do.
(よく聞いて。一度だけ言う! よく聞いて、私の言うことをやって欲しい) - Listen up! This is the last chance to register.
(よく聞いて! これが登録する最後のチャンスだ)
ビジネスシーンの例文
ビジネスでは「全員注目してください」「重要なお知らせがあります」といった場面で使えます。フォーマルな場では "Please pay attention" のほうが柔らかいです。
- Listen up! The deadline has been moved to next Friday.
(よく聞いて! 締め切りは来週の金曜日に変更された) - Listen up! The client will join the call in five minutes.
(注目! クライアントは5分後に会議に参加する) - Listen up! We need everyone’s input before finalizing the proposal.
(よく聞いて! 提案を最終決定する前に皆の意見が必要だ) - Listen up! The new compliance rules take effect today.
(よく聞いて! 新しいコンプライアンス規則は本日から施行される)
間違えやすいパターン


能動的 vs 受動的
- I hear the teacher carefully.
- I listen to the teacher carefully.
(先生の話を注意深く聞く)
「意識して耳を傾ける」なら listen。hear は「自然に聞こえる」なので不自然
「聞こえる?」と言う時
- Listen to me?
(私の話聞いてる?) - Can you hear me?
(私の声聞こえる?)
listen は意識して耳を傾けているかどうかを問う。音声が届いているかどうかの確認は hear
音楽を聴く場合
- I hear music every night before bed.
- I listen to music every night before bed.
(毎晩寝る前に音楽を聴く)
hear だと「勝手に聞こえてくる」ニュアンス。「自分の意思で音楽を聴く」なら listen
噂を耳にする場合
- I listened about his promotion.
- I heard about his promotion.
(彼の昇進について聞いた)
「耳に入った」「噂を聞いた」は hear。listen は「耳を傾ける」で、「情報を得る」意味では使えない
命令・注意喚起の場合
- Hear me! This is important.
- Listen! This is important.
(聞いて! これは重要だ)
強調したい場面で hear を使うと不自然。「注意して聞いて!」は listen
よくある質問(FAQ)
hear と listen の違いを一言で言うと?

hear は「無意識に聞こえる」、listen は「意識して聴く」です。たとえば、道を歩いていて救急車のサイレンが聞こえるのは hear、好きな音楽を集中して聴くのは listen です。日本語の「聞く」と「聴く」の違いに似ています
音楽を聴く時は、hear と listen どちらを使う?

音楽を聴く時は、通常 listen to を使います。I'm listening to music. が正解で、I'm hearing music. とは言いません。これは音楽を意識的に聴いているためです。
ただし、お店で流れている音楽が自然に耳に入る場合は、I heard music playing in the store. のように hear を使います
hear は進行形にできないの?

原則として、hear は進行形にできません。理由は、hear が「状態動詞」に分類されるからです。状態動詞は、意識せずに継続している状態を表すため、進行形にはなりません。
例外として、「無意識に聞こえる」以外の意味で使う場合、口語では進行形が使われることもあります
「hear from」と「hear about」の違いは何?

hear from は「~から連絡をもらう」、hear about は「~について聞く・知る」という意味です。hear from は「人」が対象、hear about は「事柄・出来事」が対象になります
「話を聞く」は hear と listen どちらを使う?

状況によって使い分けます。listen to は「相手の話に意識的に耳を傾ける」、hear は「話の内容が耳に入る、情報として聞く」場合です。
アドバイスや講義など、集中して聞く必要がある時は listen、噂話やニュースなど情報として耳に入る場合は hear、のように使い分けます
まとめ
hear と listen の違いは、自然に聞こえる「状態」か、意識して聞く「行動」か。名詞としては、hearing と listening では意味がまったく異なる点も重要ポイントです。
英語表現は、実際に使ってみることで定着が一気に進みます。アウトプットの機会が少ないと感じているなら、アプリが手軽で役立ちますよ。
AIと英語で会話
『Speak(スピーク)』は、本物の人のようなリアルなAIキャラとチャットするAI英会話アプリです。
一見、実際の人間かと思ってしまいます。とてもAIが作ったキャラと思えないくらい。でもあくまでAIなので、気を遣う必要はありません。
英語が間違っていても、全然OK。AIとどんどん話して慣れていけばよいかと思います。まずは、始めること、一歩を踏み出す勇気をがあれば大丈夫。
【スピーク】 ![]()
開発元:Speakeasy Labs
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少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
(引用・参照元:Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE, Grammar Monster)