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「you don't say」 と 「do tell」 の意味と使い分け|例文で分かるニュアンス比較

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do tellのdoは何?

 

英会話や海外ドラマで、よく「you don't say」「do tell」という言葉を耳にします。you don't say は「言わない」、do tell は「言う」…でOKでしょうか?

いえいえ、実際 you don't saydo tell は似た意味で使われます。しかも、「言う」の意味ではありません。

この記事では、英語初心者〜中級者の社会人の方向けに、

  • you don't say / do tell の意味と違い
  • ネイティブが使う自然なニュアンス
  • 会話でそのまま使える例文

をまとめて解説します。読み終わる頃には、「これなら使えそう」と自信がつくはずですよ。

 

 

you don't say / do tell の意味

まずは、それぞれの意味を見てみます。

you don't say は、you don't say so の so が省略された形です。

「あなたはそんなことは言わない」 「本当なの?」「まさか!」といった驚きを表し、後で詳しく述べますが、do tell と同じような意味で使われます。

また、一般的な相槌として「そうなんだ」と言ったり、「言われなくても知ってる」と皮肉っぽいニュアンスの場合もあります。

ポイントは、驚きの度合いが文脈で変わること。

 

you don't say の意味

  • you don't say:
    1. 「本当なの?」 驚き
    2. 「へえ、そうなんだ」 相槌
    3. 「知ってるよ」 皮肉
目閉じのソウ
平坦な言い方だと、皮肉っぽい感じになる
困りのエイ
大げさに驚いて見せるのも、皮肉だけど

 

do tell の意味

do tell は、アメリカ英語で please do tell me more(もっと話してください)を短縮した形です。19世紀初頭から使われてきた口語だとか。

命令形で使われるので、「詳しく話して!」と話し手に強く促すことになります(シャレになった)。

他に、「そうなんだ!」という驚きや単なる相槌、あるいは「本当なの?」という不信感を表すことも多いです。

 

  • do tell:
    1. 「詳しく教えて!」 興味・好奇心
    2. 「そうなんだ」 軽い驚き・相槌
    3. 「本当なの?」 疑いを含む驚き

 

you don't say の使い方と例文

驚きを表す

「まさか!」「信じがたい」とびっくり仰天した時に使われます。イントネーションは上がり気味。

  • "She ran off with another man." "You don't say!"
    (「彼女は他の男と駆け落ちしたんだ」「まさか!」)
  • "My brother’s an astronaut, you know." "You don’t say!"
    (「ご存じのように、私の兄弟は宇宙飛行士です」「そうなんだ!」)
  • "He's lost his job." "You don't say!"
    (「彼は仕事を失った」「まさか!」)
  • "She won the national writing contest." "You don't say! That’s incredible."
    (「彼女は全国作文コンテストで優勝したんだ」「本当! すごいね」)
  • "He’s already finished the entire book." "You don't say! He only started last week."
    (「彼はもうその本を全部読み終えたよ」「まさか! 先週読み始めたばかりなのに」)

 

「Really?」「No way!」 との使い分け

感情 主な意味 ニュアンス
You don't say 低〜中 「へえ、そうなんだ!」 驚き・相槌・皮肉、文脈で意味が変わる
Really? 低〜中 「本当に?」 純粋な驚き・確認、中立で最も無難
No way! 「うそでしょ!」 強い驚き・信じられない、ポジもネガも

 

Really? の使い方

相手の話を丁寧に聞いている時、驚いたけど落ち着いている時など、どんな場面でも一番使いやすいです。

 

  • Really?:
    1. 「本当?」
  • "We're going to Japan next month." "Oh, really?"
    (「来月日本に行く」「え、本当?」)
  • "She's resigned." "Really?. Are you sure?"
    (「彼女は辞職したよ」「本当? 確かなの?」)

 

No way! の使い方

「マジ!?」「ありえない!」に近く、カジュアルで友達同士の会話向き。良いことにも悪いことにも使えます。

 

  • No way!:
    1. 「うそでしょ!」
  • "I got the job!" "No way! Congrats!"
    (「I got the job!」「マジか! おめでとう!」)
  • "Billy, please unload the dishwasher for me." "No way! It's Janet's turn."
    (「ビリー、食器洗い機から食器を取り出して」「冗談! ジャネットの番だよ」)

 

相槌として

「そうなんだ」と単に相槌を打つ使い方です。驚きは弱めで、イントネーションは平坦。

  • "I met your old professor yesterday." "You don't say. How’s he doing?"
    (「昨日、昔の教授に会ったよ」「そうなんだ。彼はどんな様子?」)
  • "This café opened just last month." "You don’t say. No wonder it looks new."
    (「このカフェ、先月オープンしたばかりだよ」「そうなんだ。新しく見えるのも当然だ」)
  • "They lost again." "You don't say. What's that, eight in a row?"
    (「彼らはまた負けた」「そうなんだ。何だ、8回連続?」)
  • "I'm a writer." "You don't say. What kind of book are you writing?"
    (「私は作家だ」「そうなんだ。どんな本を書いているの?」)
  • "She’s learning Korean now." "You don't say. That sounds like her."
    (「彼女は今韓国語を勉強しているんだ」「そうなんだ。彼女らしいね」)

 

皮肉として

「はいはい、知ってますよ」「言われなくても分かっている」というニュアンス。イントネーションは低く、乾いた感じ。軽い不満・呆れを示します。

  • "You know, it’s really cold today." "You don't say. I couldn’t tell from the snow everywhere."
    (「今日は本当に寒いね」「そうなんだ。あちこち雪で分からなかった」)
  • "He’s always late." "You don’t say. I’ve only been waiting an hour."
    (「彼はいつも遅刻する」「そうか。たった1時間待っただけだ」)
  • "You should back up your files regularly." "You don't say. I do it every week."
    (「ファイルは定期的にバックアップした方がいい」「へえ。毎週バックアップしてるよ」)
  • "Try not to spill your coffee." "You don't say.You don’t say. I’m being careful."
    (「コーヒーをこぼさないように」「言われなくても。気をつけてるよ」)
  • "Don’t forget your keys." "You don't say. They’re already in my bag."
    (「鍵を忘れないようにね」「言われなくても。もうバッグの中に入ってる」)

 

do tell の使い方と例文

do tell を見ていこうと思うと、まず気になるのは「この do は何か」でしょう。

ノーマルのソウ
do tell は、動詞が2つあるように見えるだろう
怒りのエイ
「あるように見える」じゃなくて、実際「ある」んだけど
目閉じのソウ
文法的に言えば、この do は助動詞

 

助動詞の do

この do は、助動詞としての役割をしています。疑問文で Do you know~? と言ったり、否定文で You don't know と言う時の do は助動詞です。

疑問文や否定文でなく、平叙文でも、動詞を「強調する」ために do を使ったりします。

助動詞の do も、主語が三人称単数なら does、過去形なら did です。

  • I do like your new jacket!
    (あなたの新しいジャケットとても好きです!)
  • He does look smart in his new suit!
    (彼は新しいスーツを着て本当に格好よく見える!)
  • I didn’t recognise your dad, but I did recognise your mum.
    (あなたのお父さんは分からないが、お母さんは分かった)

 

do tell のポイント

do は「強調」の助動詞

 

興味・好奇心を表す

文字通り、「詳しく話して欲しい」「ぜひ聞かせて」と相手に説明を求める言い方です。驚きの気持ちや好奇心を表しています。

  • You know who's getting the promotion? Well, do tell!
    (誰が昇進するか知ってるの? じゃあ教えて!)
  • If you've got some gossip, do tell!
    (何か噂話があったら教えてね!)
  • "I heard something interesting about your trip." "Oh? Do tell."
    (「あなたの旅行について面白い話を聞いた」「へえ? ぜひ聞かせて」)
  • "I think I found a solution to the problem." "Do tell. I’m all ears."
    (「問題の解決策を見つけたと思う」「ぜひ教えて。聞きたい」)
  • "Guess who I ran into yesterday." "Do tell. Now I’m curious."
    (「昨日誰に会ったか当ててみて」「教えて。今、気になってる」)

 

「tell me more」 との使い分け

感情 主な意味 ニュアンス
do tell 「ぜひ聞かせて」 興味・軽い驚き・半信半疑、やや古風
tell me more 「もっと詳しく教えて」 直接的・中立、純粋に情報要求

 

tell me more の使い方

文字通り、説明や情報を求めるだけで、ビジネスでも日常でも問題なく使えます。

  • "We’re testing a new feature for the app." "Sounds interesting. Tell me more."
    (「アプリの新機能をテスト中だ」「面白そう。詳しく教えて」)
  • "I think I’ve found a way to cut the cost by 20%." "Really? Tell me more."
    (「コストを20%削減する方法を見つけたと思う」「本当? 詳しく教えて」)

 

軽い驚き・相槌

「そうなんだ」と軽く驚いたり、単に相槌を打つ使い方です。

  • Jane's getting married again? Do tell!
    (ジェーンは再婚するの? そうなんだ!)
  • "He actually apologized to everyone." "Do tell! That’s unexpected."
    (「彼は本当にみんなに謝ったんだ」「そうなんだ! 意外だね」)
  • "They’re planning to move overseas." "Do tell! That’s a big step."
    (「彼らは海外に引っ越す予定だ」「そうなんだ! それは大きな一歩だね」)
  • "The meeting ended early for once." "Do tell! That’s rare."
    (「会議が今回だけは早く終わった」「そうなんだ! 珍しい」
  • "He said he enjoyed the presentation." "Do tell! I didn’t think he would."
    (「彼はプレゼンを楽しんだと言っていた」「そうなんだ! そうとは思わなかった」)

 

半信半疑の気持ち

Is that really so?(本当にそうなのか)のように、不信感を表すこともあり。語尾を少し下げると、疑う感じが出ます。

  • George Middleton, hey? — do tell! — is that his name?
    (ジョージ・ミドルトン、なあ? 本当? それが彼の名前?)
  • So, you’re a dentist. Do tell.
    (じゃあ、あなたは歯科医。そうなんですか)
  • "He says he can finish it by tonight." "Do tell… and how exactly?"
    (「彼は今夜までに終わらせられるって言ってる」「そう、具体的にどうやって?」)
  • "She claims she didn’t see the email." "Do tell. That’s convenient."
    (「彼女はメールを見なかったって言ってる」「そう、都合がいいな」
  • "Apparently the system crashed on its own." "Do tell. Is that what they said?"
    (「システムが勝手にクラッシュしたらしい」「そうなんだ。それ、彼らが言ったの?」)

 

ビジネスの場面で

do tell は、基本的には口語表現で、「ぜひ教えて!」とか「それで、それで?」といったニュアンスです。

フォーマルな場面ではNG、親しい同僚とのカジュアルな会話くらいならOK。

  • "You won't believe what happened in the meeting today." "Oh? Do tell."
    (「今日の会議で起こったことは信じられないよ」「え? ぜひ教えて」)
  • "There’s an alternative approach we could consider." "Do tell. I’m open to options."
    (「別のアプローチを検討できる」「聞かせて。選択肢にはオープンだよ」
  • That sounds promising. Do tell me more.
    (それは期待できそう。詳しく教えて)

 

you don't say の広まりの経緯

you don't say というフレーズが広まった経緯については、2つの説があります。

ひとつは、1955年から1989年まで放映されたイギリスの人気コメディ番組 The Benny Hill Show で使用された、というもの。

もうひとつは、1988年の映画『ヴァンパイア・キッス』(Vampire's Kiss)のワンシーンから取られた、というもの。

 

ニコラス・ケイジのミーム化

『ヴァンパイア・キッス』はニコラス・ケイジ主演のブラックコメディです。

2009年に、YouTube動画で映画の中のこの方の変顔(…失礼) がアップされて一躍人気になり、2011年に Rage Comic でこの表情の線画イラストが登場しました。

劇中でこの台詞を言ってるわけではないものの、「you don't say」はニコラス・ケイジ氏のミームになったそう。

 

you don't say / do tell の比較

傾向 カジュアル度 使用頻度
you don't say 「そりゃそうでしょ」と皮肉での使用が多い
do tell 「さあ、話して」という促し、やや芝居がかった響き 低〜中

 

  • you don't say
    1. 現代では、大半が皮肉として使われる
    2. アメリカでよく知られている。特に、1990年代以降は、皮肉な表情と共に使う定番のフレーズ(ネットミーム)としてのイメージが強い
    3. イギリスでも通じる
  • do tell
    1. 相手から情報を引き出そうとする
    2. ゴシップや面白い話の続きを促す時に使われる。少し気取った感じで、皮肉を含むことも多い
    3. アメリカ・イギリスで通じる

 

you don't sayとdo tellの使用頻度推移

 

比較・使い分けのポイント

you don't sayとdo tellの使い分けフローチャート

どちらも、声のトーンとイントネーションによって、ニュアンスが変わってきます。

  • you don't say の基本 「驚き」または「無関心」
  • do tell の基本 「もっと知りたい」

 

使用する際の注意点

you don't saydo tell はカジュアルなため、ビジネスの場で、クライアントや上司に使うのは好ましくありません。

 

ビジネスシーンで使うべき表現

代替表現
You don't say! That's surprising(それは驚きです)/ Interesting(興味深いです)
Do tell! Could you elaborate?(詳しく説明してくれますか?)/ Please tell me more(もっと教えてください)

 

「皮肉」 と受け取られないコツ

  1. 笑顔で言う
  2. 軽いトーンを保つ
  3. その後にポジティブなコメントを追加する

例:You don't say! I didn't know that. That's really interesting!
(まさか! 知りませんでした。本当に興味深いですね!)

 

よくある質問(FAQ)

「do tell」と「you don't say」はどちらを先に覚えるべき?

マーリン

初心者の方は、you don't say から覚えることをおすすめします。驚きを表す基本表現として使いやすく、相手の話に反応する際に自然に使えます。Really? の代わりとして覚えるとよいです

 

ビジネスメールでこれらの表現は使える?

マーリン

基本的にはカジュアルな口語表現なので、フォーマルなビジネスメールには適していません。ただし、親しい同僚とのチャットや、カジュアルな社内メールであれば使用可能です。代わりに、That's surprising などを使いましょう

 

皮肉として使う場合、相手を怒らせない?

マーリン

親しい間柄であればユーモアとして受け取られますが、相手との関係性が浅い場合は避けるべきです。特に、you don't say を平坦なトーンで言うと、不快感を与える可能性があります。使用する際は、相手の性格や関係性を十分に考慮してください

 

イギリス英語でも使われる?

マーリン

はい、両方ともイギリス英語でも使われます。do tell はややアメリカ英語寄りですが、イギリスでも理解されます。you don't say は、両地域で広く使用されています。地域差よりも、個人の言語習慣による違いの方が大きいです

 

ネイティブはどのくらいの頻度で使う?

マーリン

日常会話の中で定期的に使われますが、毎日使うほど頻繁ではありません。Really? や Oh really? のほうが使用頻度は高いです。ただし、ドラマや映画では演出効果を高めるために頻繁に使用されるため、実際の使用頻度よりも多く聞こえるかもしれません

 

まとめ

直訳では、do tell は「話して」、you don't say は「あなたは言わない」。似てるところもあり、異なる部分もありです。

こういった表現をマスターするために、音声教材で耳を慣らしましょう。

 

ラジオで英語を聴く 

普段使いの表現は『ラジオ英会話』で学べます。毎日続けるには、日々のルーティンにしてしまうのが一番。

NHKのラジオ講座は、無料な上、毎日1日10~15分なので、負担なく続けられます。

ラジオ英会話

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昔は20分だったのに、5分短くなって今は15分。スキット仕立てのストーリーと、出演者3人の掛け合いが好きで聴いてます。

英語表現、文法、語彙、音読レッスン、英作文と、15分の中に盛りだくさんな内容。

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英作文とスピーキングに特化してます。

制限時間内に英文を作り、それを口に出す練習というのは、昔のNHKの英語講座にはなかったタイプ。

「口がなかなか回らない」と悩んでる方におすすめです。

少しでも理解の助けになれたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Merriam-Webster, Wiktionary, Collins Dictionaries, 7ESL, Know Your Meme, DigitalCultures